３つ子の日常～１～ (ページ38)

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黒side

寝そうって言ってから、本当にすぐに静かになった。

紫「とりあえず布団に寝かすわ。飲み直そうぜ。」

一緒に寝なくていいの？って思ったけど、辰哉くんが言うんだから大丈夫なんだろう。

橙「ふぇっ……うわぁぁぁぁ……ｸﾞｽｯ…だっ、こぉ、、」

紫「大丈夫だよ。近くにいるからね。大丈夫、大丈夫。」

泣いてる康二のお腹辺りを優しくトントンしてると、いつの間にか寝たらしい。

いや、すげーな。

紫「お待たせ。」

桃「こうやって飲むの久々だぁ！」

青「お前らは集まってたんだろ？」

緑「ときどきね。最近みんな忙しかったんだよね。」

黄「それな。昨日が数ヶ月ぶりとかだよな。」

赤「そういえばラウールは泊まって大丈夫なの？」

白「親に連絡済みだからオッケー！」

康二が起きないように声は小さめだけど、舘さんの作ってくれるおつまみ片手に深夜まで騒いだ。

黄「さすがにそろそろ寝るか。」

紫「その前に１つだけ言っておきたい事があんだよな。」

桃「はいはーい！なんでしょーっか？」

青「康二の前でネガティブな言葉は禁止な。嫌とか嫌いとか。あと、ケンカも。」

紫「なるべく怒らないで、甘えさせてあげて。」

白「もちろん！まかせて！」

青「もし泣かせたら、お前らでも……ね？」

赤「大丈夫だから。落ち着いて。」

紫「なにしよっかなぁ？」

黄「いや、泣かせねぇから。変なこと考えんなって。」

緑「もぉ。早く寝るんでしょ？」

言いたい事は全部言えたらしい。

俺らも気になる事は聞けたから、そのまま本当に修学旅行みたいに寝転がった。

橙「ん………たちゅ、く、、しょ、ちゃ、、」

緑「ほら。呼んでるよ。」

紫「しょうがねぇなぁ。」

青「仕方ねぇな。」

黄「んな事言って、嬉しいくせに。」

赤「素直じゃないよね。」

寝言で辰哉くんと翔太くんを呼ぶ康二に、気持ち悪いほどの笑顔で応えてる。

俺こんな２人見たくなかったわ。

でも康二が可愛いから許す。

やべぇ。俺、康二にハマりそうかも……。