３つ子の日常～１～ (ページ34)

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桃side

紫「で？なにが聞きたい？」

ソファに座った辰哉が話を始めた。

聞きたいことなんてありすぎて佐久間さん困っちゃうよ！

黄「昼間の康二と今の康二、どっちが本当なの？」

どうしようか考えてたら照に１番とられちゃった！

でもそれは確かに聞いておきたいよね。

紫「やっぱり違ったんだ。どっちも康二なんだけどね。」

青「康二どんな感じだった？」

赤「２人が居ないって分かったら、急に大人になったよ。」

橙「んふふっ。こぉーちゃんがんばったんよぉ？」

辰哉の膝の上に座って、翔太の手をニギニギして遊びながら笑顔で答えてるけど、頑張ってたんだね。

緑「ご飯も１人で食べれてたもんね。」

橙「うんっ！」

紫「じゃあ、そこからね。俺らもだけど、康二も少食なの。でも出された分は食べきるって選択肢しかないから、しんどくなるんだよ。」

橙「むぅ……。こぉーちゃんたべれるもんっ！」

青「だから大人の時は、調節してご飯だしてんの。」

赤「ごめんね？朝も昼もしんどかったよね？」

橙「だいじょぉぶやったよぉ？ちゃんと、たべれたもん。」

紫「さっきもどしたけどね。」

橙「……なんでゆうんよぉ。」

赤「これからは翔太と同じくらいにするね。」

橙「ありがとぉ。ごめんねぇ？」

黒「体温は？勝手に消しちゃったんすけど。」

青「子どもの時なら測らせてくれるんだけどな。」

紫「大人の時は、消される前に取り上げるしかねぇな。」

黒「取り上げるんすか？」

紫「だって、そうしねぇと俺らでも消されるから。」

青「なんで消しちゃうかなぁ？」

橙「ふふっ。」

青「笑い事じゃねぇっつうの。」