愛されたい症候群 短編集

END ページ49

白side



緑「俺らと再会した日は何してたの？雨も強かったのに傘もささずに。」

橙「あれは家も服も全部無くなってもうた話したやろ？やっとこれで死ねるって思ったのに、いざ死のうとしたら怖くなってもうたときやね。」



ほら、また死にたいって。


もう！どういう思考回路になってんの全然分かんない。


ふっかさんって毎日、こういう人を相手に仕事してるんだよね？凄いわ。


俺だったら絶対に途中で大丈夫でしょって言っちゃいそうだもん。



黒「康二はさ、今も死にたいとか思ってんの？」

橙「思ってない………って言うたら嘘になるけど、みんなが居ったら大丈夫なんよ。」

白「じゃあさ！これからは１人になりたいとか言わないでよ！俺らとずっと一緒に居よ！」

橙「……そうやねぇ。」



なんかまだ納得してない感じもするけど、この後のフォローはふっかさんがしてくれると思う。



だから今は……



緑「はい、じゃあ布団持って集合ね。」

桃「了解であります！」

橙「えっ？」

黄「今日はここで寝るんだとよ。」

白「みんなでね！」

橙「そうなん？」

黒「俺の隣で寝る？」

青「そこは俺だろ。」

橙「…………ふっかさんがええ。」

紫「お前可愛いな。」

赤「ふっか気持ち悪いよ。」



康二くんの隣を争ってる人達は見てられないけど。



橙「みんな仲良しってええねぇ。」



そう言って康二くんが笑うから、何でも良くなっちゃった。

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