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赤side
緑「康二寝た？」
紫「ほんとだ。」
泣き疲れたのか、ふっかに抱きついて寝てしまっていた。
こうやって見ると、子供だよね。
涙のあとも残ってるし、しがみついて離れないし。
よくこんなんで１人になりたいとか考えつくなってくらい甘えてる。
これが生活環境ってやつなのかな？
なにかあっても１人で生きていかなきゃって心では思ってるんだろうね。
紫「なぁ。覚えてる？俺らと康二が初めて会った時のこと。」
康二の話を聞くうちに、懐かしくなって８人で昔話に花を咲かせる。
今日はリビングで雑魚寝パターンになりそうだよ。
青「お前が突っ走って話しかけた日だろ？」
紫「そうそう。あの時、俺らの事どんな風に見えてたのかな？」
緑「それは康二にしか分からないけど、無視された理由は分かった気がする。」
白「俺たちのこと、別世界に見えてたのかな？」
黒「いや俺らみんな同じ世界にいんだろ。」
黄「そういう意味じゃねぇから。」
俺らと康二が出会った日。
あの日はみんなで海に行った日だったはず。
橙「みんな海でも楽しそうやったもんね。」
桃「康二？！」
懐かしい事を思い出してると、俺らの話し声に目を覚ましたのか、康二が突然話に入ってきた。
橙「ふっかさん、ごめんな。重かったやろ？」
紫「このくらい慣れてっから。」
赤「海って、康二もいたの？」
橙「そうなんよ。」
黄「俺らうるさかったよな？」
橙「楽しそうやなって見とったかなぁ。」
そこからは夜が明けるまで、俺らと康二の答え合わせが始まった。
紫「俺が初めて話しかけた時、なんで答えてくんなかったの？」
橙「だって俺が話してもうたら、取り巻きに俺がいじめられるんやもん。」
それはそっか。
自分で言うのもおかしいけど、ある意味俺らも目立ってたからね。
白「海で何してたの？」
橙「死にたいなぁって考えとったんやけど、みんな見てたらアホらしくなってやめてもうた。」
じゃあなに？
俺らが居たおかげで康二は死ななかったってこと？
それって奇跡なんじゃない？
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スノードロップ(プロフ) - ヒヨコさん» コメント＆リクエストありがとうございます！リクエスト受付ました。更新までお待ちいただけますと幸いです！ (2021年1月20日 22時) (
レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - らんかさん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張りますので、お暇があれば見ていって下さい！ (2021年1月20日 22時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 再びリクエストになってしまい申し訳ないのですが、康二君が（ご飯を食べなさすぎて）体重が軽すぎるのをみんなに心配されるお話か、単純な体調不良のお話が見たいです。 (2021年1月16日 20時) (レス) id: 9343e2afb9 (このIDを非表示/違反報告)
らんか(プロフ) - このお話、康二君への愛と過去の不安が混ざり合って絶妙に面白くて大好きです！頑張って下さい(^^) (2021年1月12日 21時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - ねこさん» コメント＆リクエストありがとうございます！リクエスト受け付けました！更新をお待ちいただけると嬉しいです！ (2021年1月12日 21時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スノードロップ | 作成日時：2021年1月3日 19時
