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青side
その後も3人で騒いでたけど、康二はみんなが揃ってる事が嬉しいのか、目をキラキラさせながら食卓に飛んできた。
橙「ひかくぅ?おひざ?」
黄「座るか?」
橙「ん!」
ここ1週間は椅子に座ってないとは聞いてたけどマジだったんだな。
桃「それでは、いっただっきまーす!」
佐久間のうるさい声で賑やかなご飯が始まった。
康二はと言えば、みんなに順番にアーンをしてもらって、ちょっとずつ食べ進めてる。
橙「おしまい!」
ほとんど食べてないように見えるけど、いつもよりは食べたらしい。
照の膝から降りて、ソファに座りに行った。
紫「1人で行ったってことは、そろそろかな?」
白「康二くん戻れる?!」
紫「多分な。」
そのふっかの言葉通り、ソファに座ってすぐに寝始めた。
人のこと言えねぇけど、よくそんなに寝れんな。
白「康二くん?」
橙「あれ?ラウ?てか、みんな揃ってなにしとんの?」
30分もすれば目を覚ました康二は、いつもの康二に戻ってた。
緑「康二、何ともない?大丈夫?」
橙「大丈夫やで!そういや、オトンとオカンは?」
あの日からの記憶が曖昧なのか、不思議そうにしてる。
それからは、みんなで1週間の事を話して、書類を出した事も康二の様子もちゃんと伝えた。
伝え終わると、俺らの話に目を開いたまま固まってる。
橙「ホンマに言うとるん?」
桃「ぜーんぶマジだね。」
橙「うそやろ……。みんなごめんやで!!迷惑かけてもうて!」
そう言って思いっきり頭を下げるから、こっちが慌てる。
黄「迷惑じゃねぇから。大丈夫。」
橙「俺が大丈夫ちゃう……。」
赤「じゃあさ、これからの為にも康二にお願いがあるんだけど。」
橙「何でも言うて!俺に出来ることなら何でもしたる!!」
黒「康二の事、全部教えて。今までの生活も全部。」
橙「えっ……?」
青「今度同じ事が起きた時に、対応しやすいだろ。」
紫「康二、何でもお願い、聞いてくれるんでしょ?」
その言葉のあと、俯いたまま考え込むように静かになった。
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スノードロップ(プロフ) - ヒヨコさん» コメント&リクエストありがとうございます!リクエスト受付ました。更新までお待ちいただけますと幸いです! (2021年1月20日 22時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - らんかさん» コメントありがとうございます!これからも更新頑張りますので、お暇があれば見ていって下さい! (2021年1月20日 22時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨコ(プロフ) - 再びリクエストになってしまい申し訳ないのですが、康二君が(ご飯を食べなさすぎて)体重が軽すぎるのをみんなに心配されるお話か、単純な体調不良のお話が見たいです。 (2021年1月16日 20時) (レス) id: 9343e2afb9 (このIDを非表示/違反報告)
らんか(プロフ) - このお話、康二君への愛と過去の不安が混ざり合って絶妙に面白くて大好きです!頑張って下さい(^^) (2021年1月12日 21時) (レス) id: 5ad4a06cb8 (このIDを非表示/違反報告)
スノードロップ(プロフ) - ねこさん» コメント&リクエストありがとうございます!リクエスト受け付けました!更新をお待ちいただけると嬉しいです! (2021年1月12日 21時) (レス) id: cb6f131ade (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スノードロップ | 作成日時:2021年1月3日 19時