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30.嫉妬 ページ30

数日後




いつもと同様、


この時間帯に私が座れる席はありません。
 








しかも…












「ちょ、凪くんどいて〜。」



「眠い〜、おんぶ〜。」






私じゃなくて玲王に言えよ!!


当の本人はいつものようにみんなに囲まれてるけどね。




世界史の授業前なのに

みんな小テストは余裕なのかな。







「潰れる潰れる、

凪くんちょっと体重増えた?」




「あ〜、筋肉ついたのかな。

Aも、ちょっと柔らかくなったね。」




「え、なに、太ったって?」










「すぴー。」




「ちょいちょい!」











現在凪くんの座る席も座られているらしい。




仕方なく黒板の下にある少し高めの段差に腰を下ろす。










「玲王ってなんであんなに人を引き寄せるんだろ…」



「だってレオだもん。仕方ないよ。」












もう玲王という存在がそうなのか。





なんか嬉しくないな。










「なにその微妙な顔。」



「もともとこの顔ですけど。」



「俺の知るAはそんなブスじゃないし。」



「いや、ごめん意味分からなかった。」










恋する乙女は可愛く見える、



とかそんな言葉嘘だったのかな?



私も一応恋する乙女に含まれてる気がするんだけど。







まぁ、元が駄目なら全て駄目か。



















「だ〜か〜ら〜、











俺の前で他の奴のことばっか考えてんの、





全然可愛くない。」



















「…な、なんだと??」



















まるでそれは…





嫉妬をしてくれているような言い方じゃないか。









いや、自意識過剰か。



この人がそんな感情持ってるわけない。














「あれ、先生来た。」



「…もうすぐ授業始まる。」



「あ〜、めんどくさ〜。」









なんでこの人は


何事もなかったかのような態度なんだよ!!



















「Aー!!」






友達に名前を呼ばれて

ボールをパスされる。



現在体育の授業中、



一学期最後ということで、殆ど試合形式で時間が流れる。





ボールを受け取ったはいいものの、


自分でゴールまで行く実力はなくて、





近くの味方にパスを出した。








パスはすぐに相手チームにボールを取られてしまう。




あ〜、私がパスした場所が悪かったな。








ここは私が取り戻さなければ…。

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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 千切豹馬,凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
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照山紅葉(プロフ) - まむさん» コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今後とも宜しくお願いします〜! (1月18日 7時) (レス) id: 4eedfa653b (このIDを非表示/違反報告)
まむ - 玲王くん、それはな、嫉妬って言うんや。ほんっとうにこの話大好き愛してます (1月17日 22時) (レス) @page15 id: 92ead78b3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月31日 15時

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