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29.自主練 ページ29

「お前らいちゃつくな、一応授業だぞ一応。

そういうのは放課後の空き教室が基本な。」






聞き慣れている30代男性のイケボ(?)聞こえてきて


流石の玲王も私を開放してくれた。







「せ、先生、これは事故です。」



「ふーん?」





先生の事だから信じてくれてないでしょうけどねっ。











「玲王、私がドジ踏んでごめん。


もっかい練習しよ。今度はちゃんとするから。」




「…最初だしみんな完璧にはできねえって。


失敗したっていいから、









取り敢えず俺について来い。」





「…っ、うん。」







なにあれ、なにあの男前。


そんなの、余計に好きになるじゃん馬鹿。







「あちぃなお前ら。」



「うるせぇです。」



















体育もあっという間に終わり、


終礼もたった今終わった。








「つかれたー。」




「お疲れ様〜。」






玲王と凪くんのクラスに迎えに行けば、

自分の席で、ぐでっと机に伏せている凪くん。






「もう帰る〜、レオおんぶ〜。」



「これから部活だぞ、早く着替えろ。」





既に部活着の玲王が凪くんの頭をぽんぽんと撫でる。


なんか親子みたいでホッコリするんだが。







「むぅ〜、俺もう動けないもん。」



「動けるだろ。早くグラウンド行ってボール触っとくぞ。」








私はあれからリフティングの練習してないし、


玲王もこうやって自主練の時間が増えた。




しっかし、凪くんも自主練してるとか意外すぎた。







でも、それはそうか。


凪くんは玲王の宝物だったもんね。












「あ、あの!凪くん…」




「?」






可愛い声のする方には、


やはり可愛い女の子。



凪くんのクラスメイトかな?







「なに?」



「ダンスで分からないところあったから、


…ちょっとだけ一緒に練習したいなって…。」







あ、凪くんのペアの子か。







「めんどくさ。また次でもよくない?」



「…う、うん。そうだけど…。」







ちょ、凪くん。

めんどくさいのは分かるが…。





そして部活はどうなったんだ、


なんて思い、隣に立っている玲王を見る。




私の視線に気がついたのか、


彼はニッと笑って耳元で囁く。











「俺達もダンスの自主練するか、





『ふたりきり』で。」








ちがぁぁぁぁぁうっ!!!


そっちじゃない!





「馬鹿。」


「顔真っ赤。」


「煩いなアンタもじゃん。」


「教室があちぃんだよ。」

30.嫉妬→←28.ダンス



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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 千切豹馬,凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
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照山紅葉(プロフ) - まむさん» コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今後とも宜しくお願いします〜! (1月18日 7時) (レス) id: 4eedfa653b (このIDを非表示/違反報告)
まむ - 玲王くん、それはな、嫉妬って言うんや。ほんっとうにこの話大好き愛してます (1月17日 22時) (レス) @page15 id: 92ead78b3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月31日 15時

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