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11.相談 ページ11

『へぇ、

お前ってそういう系がタイプなのか。』





「別にそんなんじゃない。」







自分で色々考えてもよくわからなくて、


とにかく誰かに吐き出したくて。






遠く離れた場所にいる幼馴染みと

いつものように通話している。








今のところ、


私を一番知ってるのは彼、






千切豹馬だけで、






なんでも言い合える関係にあるのも彼だけ。












『俺からすれば惚気にしか聞こえないっつーの。



しかも、そういう話は女子のほうが詳しいんじゃねぇか?


俺だって、全くと言っていいほど経験ねぇし、


なんなら俺、女じゃねぇし。』






「え、千切女の子じゃなかったっけ?」










私がまだ鹿児島にいた時よりも


大分髪が伸びてきてるんだもん。






近くで見ても、

もう女の子にしか見えないよコイツ…。







そんなこと本人に言うと

色々面倒臭いことになるに決まってるから


死んでも言わないけど。












『…今から東京のお前ん家に押しかけてやろうか?

遥々九州の南から。』





「玄関鍵かけとくね。」







 


そんなに怒らないでよ。



美人が怒ると怖いのは、

コイツのせいで嫌ってほど知ってるつもり。










 

「玲王、学校で人気者だからさ。




女友達に相談するのも考えたんだけど、

気不味くなるのが嫌なんだよね。」






『もしも相談した友達が、

同じくそいつのことを好きだったら〜ってことか 。』





「そうそう、


女子って面倒くさいのよ。

男子が思ってるよりも。」






『ふーん、


けど、好きな人が被っちゃうのって

誰でも嫌だろ。』










確かに…其の辺は男も女も関係ないのか。











『そういうのが結構めんどいよな。

恋愛ってのは。』



「なに自分は恋愛経験豊富ですみたいなこと言ってるの。」



『いや、恋愛に無関心な俺に

電話かけてきたのはAだろ。』







そうなんだけど…



やっぱり、

夏ちゃんとか身の回りの女子に相談した方が良かったかな。





私も千切も、


まだ恋とかそういうの

あまりよく分かってないのかもしれない。

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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 千切豹馬,凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
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照山紅葉(プロフ) - まむさん» コメントありがとうございます!めっちゃ嬉しいです!今後とも宜しくお願いします〜! (1月18日 7時) (レス) id: 4eedfa653b (このIDを非表示/違反報告)
まむ - 玲王くん、それはな、嫉妬って言うんや。ほんっとうにこの話大好き愛してます (1月17日 22時) (レス) @page15 id: 92ead78b3b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:照山紅葉 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月31日 15時

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