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「雪希〜」
「お姉ちゃん！！」
この時間が一番幸せ。
お姉ちゃんと居られる。
お姉ちゃんを待っていられる。
「今日はどこ行く？
生憎今日はヴィランなれないしなー」
一応ヴィランも職のように時間が決まってる。
まぁただたんに私達が休息も欲しいってだけ。
「んー
じゃあ雪希の服とか見に行こうー」
私の手を握って、
私の数歩前を歩くお姉ちゃん。
子供みたいで少し恥ずかしい。
でも、
凄く嬉しい。
子供みたいにいられて。
「んー
雪希いっそ服明るくする？」
目線を下げると茶色のコート黒のTシャツに紺色のデニムスカート、
黒のレギンスに茶色のブーツ。
明るい色がほぼない。
というか何一つない。
「お姉ちゃんがいいと思うなら……」
「じゃあ服屋さんにレッツゴー」
■■■
「んー
これとかいんじゃない？」
お姉ちゃんが商品棚から服を広げる。
デニム素材のワンピースに明るいビビットカラーのアクセサリーがついている。
「いやデニムにビビットはな…」
うーむと手を顎に置き、
頭を抱えるお姉ちゃん。
お店の中を見渡し、
ふと目に入った赤いマフラーに水色と白のボーダーのキャスケット。
マフラーはともかくキャスケットは私にはきっと似合わない。
明るい色もあるが、
水色はきっと私に似合わない。
「雪希ー
良さそうな服……
アレ？」
私の方にハンガーにかけられたままの服&ワンピース数着をもったお姉ちゃんが来て、
私がマフラーとキャスケットを見ている事に気づいたみたい。
「なんでも…ない」
どうせ似合わない物。
こういう明るい色とかはお姉ちゃんの方が似合う。
「ほい」
かぽっと効果音がつきそうなお姉ちゃんの仕草。
商品棚に並べられていたキャスケットを取り、
私の頭に被せたのだ。
しかし子供(しかも小１)の私には大きすぎたのか顔が少し入ってしまう。
「おー似合う似合う」
お姉ちゃんは近くにあった鏡を私に見せた。
自分で言うのも変だけど似合っていた。
濃い色の服に水色と指し色が効いていて結構よかった。
「じゃ購入決定
はいこれ試ー着」
キャスケットをカゴに入れ持ってきていた服を渡された。
■■■
「おー！！」
「どう…かな？」
渡された服を着てみた。
「おー！！
やっぱり雪希なんでも似合うねー
羨ましいよ」
私からしたらお姉ちゃんの方が色々似合って羨ましいんだけど……
結局そのあと色々なお店を見て回り、
服を買ってもらった。
最近貰ってばかりな気が………
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シーカラ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年9月10日 13時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - あ、子供でも、マンガ家ってできますよ。私7歳でしています。自慢みたいですみません。でも、子供でも、大人のように、小説とか漫画書いてる子供いますからね〜 (2017年8月15日 16時) (レス) id: 7a2183a788 (このIDを非表示/違反報告)
果薈 藍華 - ミィさん» 本当ですか？！すみません！すぐ直します！！！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 9953dd2063 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - BT72.6のおまけで夢主の『そういう発想が子供なんだよ。』が『そういう発送が子供なんだよ。』になってます!! (2017年8月3日 21時) (レス) id: 990708d06f (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - いい小説でとてもいいと思います。これからも応援してます!! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 6a5857982a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果薈 藍華 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/1SNreVwZYgzgjKl
作成日時：2017年6月23日 23時
