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「ねぇ宰浄さん？」
後ろから呼ばれた声。
何て言うかねちっこいと言うか気色悪い声が耳に張り付いた。
「何？
火地さん」
宰浄さんって大人気取りかよ小一の癖に。
まぁ私もだけど。
最も気持ち悪い名前を呼びたくないから名字だけど。
「ちょっといいかしら？」
取り巻きの榻谷、布苳と共ににまりと怪しげな笑みを浮かべる。
■■■
「ふふ…
いい気味…
あなたが悪いのよ？
宰浄雪希さん？
あの愛華さんの姉だからって調子乗ってんるじゃないわよ！！」
なんていじめリーダーいいそうな台詞ランキング5位には入っていそうな言葉。
なんて言っていられる場合じゃない。
前髪を掴まれ、
そのまま私を持ち上げ私のおでこに個性の焼き印をしながら私の両目を気持ち悪い悪魔と馬鹿にする。
体の痛みも凄かった。
でも何よりも痛かったのは心。
やめて。
馬鹿にするな。
この“目“は、
お姉ちゃんが綺麗だって言ってくれた自慢の目だ。
私の勇気が無いからまだ前髪を切れないけれど、
目だけは馬鹿にしないで
「ふざ…けないで……」
「あら？
何かいったかしら？
ねぇ榻谷さん？布苳さん？」
「いいえ
ただかの調子に乗った害虫の羽音です」
餓鬼が調子乗って難しい言葉いってるんじゃないよ……！
「聞こえなかったの？
ふざけないで！
この目は、
あんたらが悪魔と言うこの目は私が誰よりも尊敬して、
誰よりも大切な人が綺麗だって言ってくれたものよ！！
それを愛華と話す勇気すらなくてイラつくからって私を馬鹿にするあんた達の方がよっぽど害虫よ！！
愛華の周りを飛び回る害虫達の方がまだましよ！！」
今もプスプス音を立てながら私のおでこは焼けていく。
「何を生意気な！！」
火地火恋。
彼女の名前。
何が『かれん』よ。
くだらない。
「ならあなたのその汚い目を二度と見えないようにしてやるわよ！」
個性を発動させながら私の目に指を入れ、
目を抉り取った火地。
初めて見た人の目玉に驚いた三人はきゃー！！なんて叫びながら逃げていった。
痛い。
目を抉り取るとか小学生がやることじゃない。
昔取り込んだ個性でこれくらい治るけど……
「あーぁ
またサボリ確定か」
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シーカラ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年9月10日 13時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - あ、子供でも、マンガ家ってできますよ。私7歳でしています。自慢みたいですみません。でも、子供でも、大人のように、小説とか漫画書いてる子供いますからね〜 (2017年8月15日 16時) (レス) id: 7a2183a788 (このIDを非表示/違反報告)
果薈 藍華 - ミィさん» 本当ですか？！すみません！すぐ直します！！！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 9953dd2063 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - BT72.6のおまけで夢主の『そういう発想が子供なんだよ。』が『そういう発送が子供なんだよ。』になってます!! (2017年8月3日 21時) (レス) id: 990708d06f (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - いい小説でとてもいいと思います。これからも応援してます!! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 6a5857982a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果薈 藍華 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/1SNreVwZYgzgjKl
作成日時：2017年6月23日 23時
