BT85.6 ページ36
夜嵐イナサ………
夜嵐イナサ………
どこか聞いたどころじゃなく会った気がするのは何故だ？
他人とは思えないのはなんで？
あの暑苦し過ぎる性格。
誰だ？
誰に似ているんだ？
ぐるぐるぐるぐる頭を回る考え。
考える事に集中し過ぎて他に人が来ている事に気付かず考える。
｢わっ！！｣
｢み"ゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！｣
なんて叫び声だ。轢き殺された猫か。
そう思ったが出てしまったのは仕方ない。
｢うぉっ？！
凄い声っすね！『雪希』！！｣
そう言うのは私の頭を支配していた夜嵐イナサ。
｢あ、ぁぁぁぁぁぁ
思い出したよイナサ。｣
それは最も思い出したくないほど嫌だった記憶。
小学生の時私は一度転校していた。
その転校する前の学校で私にやたらしつこく話しかけて来たのがこいつだったわ。
｢・・・・・・・・久しぶり。
一ついっていい？｣
それは私が小学生時代こいつにさんざん言ってきた言葉。
｢人を驚かせるのはやめろと言ったろが！！！！
あのな？！
お前の声すっげーうるせぇんだよ！！
今は考えてたからまだしも小学生時代の時なんで本読んでるとき話しかけんだよ！！
こっちは本読んでんだぞ？！？！
ねぇ知ってた？！
今はまだしも私あの頃人大嫌いだったんだよ？！
なのになんで話しかけて来たんだよ！？！｣
久々に叫び暴言を吐く。
薄れていたって言うより思い出したくない程うざかったこいつの事忘れてたわ。
てか思い出したくなかったわ。一生。
｢相変わらずっすね！
雪希の暴言！
でも丸くなったすね！
表情とか！｣
そう。
私が関わって欲しくない人は暴言吐いて遠ざけてたのに関わってきた奴。
｢ああそうだよ
丸くなったよ。
悪い？｣
けど別に嫌いだった訳じゃない。
それはこいつがエンデヴァーを、
一部のヒーローを憎んでいた所は一緒だったから。
｢で？
あんた一年でしょ？
なんで二年に混ざって受けてんの？｣
｢先生に頼んだらいいって言われたっす｣
｢すげぇな｣
つまり二年と同等の実力と言われた訳だ。
あんだけうざかったあいつがそんなエリートになってるなんて思ってなかったよ
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シーカラ - 面白いです！更新頑張ってください！ (2017年9月10日 13時) (
レス) id: 55dd47db07 (このIDを非表示/違反報告)
祠妙 - あ、子供でも、マンガ家ってできますよ。私7歳でしています。自慢みたいですみません。でも、子供でも、大人のように、小説とか漫画書いてる子供いますからね〜 (2017年8月15日 16時) (レス) id: 7a2183a788 (このIDを非表示/違反報告)
果薈 藍華 - ミィさん» 本当ですか？！すみません！すぐ直します！！！ (2017年8月5日 23時) (レス) id: 9953dd2063 (このIDを非表示/違反報告)
ミィ - BT72.6のおまけで夢主の『そういう発想が子供なんだよ。』が『そういう発送が子供なんだよ。』になってます!! (2017年8月3日 21時) (レス) id: 990708d06f (このIDを非表示/違反報告)
ユリ - いい小説でとてもいいと思います。これからも応援してます!! (2017年7月21日 22時) (レス) id: 6a5857982a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：果薈 藍華 | 作者ホームページ：https://mobile.twitter.com/1SNreVwZYgzgjKl
作成日時：2017年6月23日 23時
