双子のヒーローアカデミア (ページ9)

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話しながらブランコで遊んでいると

1人の少年が2人に駆け寄ってくる

「くるみ！」

「あれ？そうちゃんだぁ」

「1人で遠くへ行っちゃダメだよ！帰ろう」

「ごめんなさい」

怒られてシュンとするAに眉を下げる姿に、渋々息を吐き、蒼眞は仕方がないなと手を引く

轟は2人を見ていると胸がチクリと痛んだ

その痛みに不思議に思い胸を抑える

そうしているうちに蒼真が掴んでいる反対側のAの手を取った

なぜそうしたのか自分でも分かっていないが

ただ、蒼真が自分よりもAと仲良さそうにしている姿に反抗したかったのだ

「くるみちゃん、また僕と遊んでくれる？」

「うん！また遊ぼうね！」

嬉しそうに話しているのを見て、
今度は蒼眞がムッとした様子で歩き出す。
それを見て、Aは慌てて轟にさようならを告げ、仲良く手を繋ぎながら家へと帰っていった

2人の後ろ姿を見てると、また胸が痛んだ

その理由ついて轟が気づくのはもうちょっとあとのお話