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胡桃は上機嫌に近くの公園へと歩いていた
いつもは隣にいるはずの蒼眞の姿は見当たらない
「あれ？」
人気の少ない公園の中に
1人ぽつんとブランコに座っている男の子がいた
その様子に不思議そうに首を傾げていた胡桃だったが、その男の子が泣いていることに気がつくと急いで駆け寄る
「大丈夫？どこか痛いの？」
男の子は突然現れた胡桃に驚きの様子を見せたが、すぐに俯きながら肘を指差す
そこからは痛々しく血が流れていた
それを見ると、急いで傷口付近に手で触れ個性を使い、治癒した
男の子は痛みが無くなり、傷口が塞がれたことに驚き顔を上げる
「他に痛いところない？」
「うん。あの、ありがとう」
「良かったぁ
どういたしまして！」
男の子は笑顔で言う胡桃の顔を見て顔を赤らめる
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作者名：枯れ葉 | 作成日時：2021年11月29日 17時
