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何で、私はここにいるの？
今日もいつもと変わらない平和の日常を過ごすはずだった
そうちゃんもしょうくんも先生からから呼ばれ、1人で教室で2人の用事が終わるのを待っていた
そして、急に眠くなって、
目を覚ますと手と足が鎖に繋がれていた
周りを見渡すと、全体的に淡い春色で統一されてる可愛らしい部屋にいつ撮られたのか見覚えのない私の写真がぽつぽつと貼られている
私以外の人は、器用に切り取られている
見覚えのないものだらけの光景に呆気を取られ、声を出すことすら出来ない
怖い
「おはよう。Aちゃん
この部屋の事気に入ってくれた？
君のためにイメージ通りに作っていたんだ」
怯えていたAに目の前の20代前半くらいの青年が声をかける
栗色のパーマのかかった髪に
少し垂れていて優しげな印象を与える翠色の瞳
誰が見ても好青年に見える
そんな彼は、最初から居たのかいつから居たのかすら分からない
気配を全く感じさせなかった
その男はAの髪を一房指ですくいながら、Aを見る
それは、まるで心の底から愛おしい者をみるような目や仕草だ
「･･････」
「僕は、誘 遙燈 (いざない はるひ)。遙燈と呼んでね
手荒な真似をしてごめんね
怖かったでしょ？
でももう大丈夫だよ
僕がずっと一緒にいてあげるからね」
嫌だ
助けて
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作者名：枯れ葉 | 作成日時：2021年11月29日 17時
