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繋がれた手に戸惑っていると、



その手が誰かの手によってぱっと引き離される。









その手の持主は、


不機嫌そうにジス君を睨むジョンハン君だった。









JH「変な事すんなよ」




JS「…ジョンハン……」









2人の間に妙な空気が流れると、


ジヨンちゃんが察したのかあ!と大きい声を出した。









JY「大丈夫ジョンハン心配しないで。



私がジス君とまわればいいのよね」




JH「は?いや俺は…」



JY「…ジョンハンはAちゃんを守ってあげて」









急な展開に頭がついていけないでいると、


ジヨンちゃんは颯爽とジス君の手を掴み先に行ってしまった。









取り残された私とジョンハン君は

ポカーンとその2人の暗闇に消えていく姿を見送るしかなかった。









JH「…アイツ!ジヨンを連れ去りやがった!」




「どっちかと言うと、

連れ去られたのはジス君じゃ…」









っていうか、

ジョンハンは一体何がしたかったの?









仕方ないから二人で中に入ると、

暗闇の中ずっと続いていく迷路のようで、





ただの高校生が作ったとは到底思えない程のクオリティだった。









模擬店部門はきっとこのクラスが1位だな……









「…ねえ、ジョンハン君」




JH「なんだよ」



「なんで、私とジス君の手、離したの…」









あんな事したら、

そりゃあジヨンちゃんだって間違えるよ。









まるで、









私たちの仲を邪魔するようで。









「…あのさ、


ジヨンちゃんが好きならああいうことしちゃダメ、だよ」




JH「………」



「それに…」









そう言いかけた時、

何も無かったはずのそこから驚かせるために

特殊メイクをしたお化け役が飛び出してきて、





思わずぎゃあ!!となんとも色気のない声を出してしまった。









当のジョンハン君はそんな私を見て

ただ爆笑している。









目が慣れてきてジョンハン君の顔がよく見えるようになると、すごく安心した。









JH「そんなにジスと、一緒になりたかった?」




「…んぇ?」









そう言うと、


さっきとは全然違う温もりに手が包まれる。









JH「俺ので我慢しろ」









ジョンハン君の手は、








……思っていたよりすごく温かかった。

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ソヒ(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです!! (1月27日 1時) (レス) id: a15d9d6314 (このIDを非表示/違反報告)
lulu(プロフ) - パスワード教えていただきたいです! (2023年5月2日 10時) (レス) id: e08855c597 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - パスワードを教えていただきたいです! (2022年11月29日 22時) (レス) @page50 id: ee066a5435 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - パスワード教えてほしいです! (2022年10月27日 0時) (レス) @page50 id: 7fdf406b88 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - パスワード教えて下さい! (2022年7月3日 2時) (レス) @page48 id: e18ab44259 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さわこ | 作成日時:2020年3月4日 11時

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