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筆を洗いに教室を出て

水道に向かう。









その時見つけた、





長い髪を後ろで結びながら友達と話すジヨンちゃん。









日光に照らされたその姿は


本当に可愛くて、









私なんて比べちゃいけないくらい、綺麗だった。









何故かそこで立ち止まってしまい、


ジヨンちゃんと目が合う。









JY「Aちゃん」




「…あ、

ジヨンちゃん…」




JY「あ、筆洗いに来たの?」









うん、と頷いて後悔した。





ジヨンちゃんの手には

緑色の台本。まるで女優。





なのに私の手の中には


ボロボロで汚い筆があった。









格差を見せつけられたみたいで、


胸が熱いや……









JY「Aちゃんのクラス美容カフェでしょ?

絶対行くよ」




「うん、来て。


きっと……ジョンハンくんも喜ぶ」




JY「あ、そっか2人は同じクラスなんだね」









知らなかったんだ。



私は少し驚いてしまって、また

こくりと頷くだけしてしまった。









ジヨンちゃんの友達が

彼女を急かすと、ジヨンちゃんは自分の教室へと帰っていった。









ここにジョンハンくんが居なくてよかった。









ジョンハンくん、


……ジヨンちゃんはジョンハンくんのクラスすらちゃんと知らないんだよ。








……そんな叶うわけない恋、



……やめちゃいなよ。









その言葉は、ブーメランで私に帰ってきて



私の心を突き刺す。









……わかってる。


やめられないことくらい。









ジョンハンくんと私の間にあるひとつの共通点はそれだけ。









お互い、




実りもしない恋をしているということ。

.→←−子供みたい −



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ソヒ(プロフ) - パスワードを教えていただきたいです!! (1月27日 1時) (レス) id: a15d9d6314 (このIDを非表示/違反報告)
lulu(プロフ) - パスワード教えていただきたいです! (2023年5月2日 10時) (レス) id: e08855c597 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - パスワードを教えていただきたいです! (2022年11月29日 22時) (レス) @page50 id: ee066a5435 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - パスワード教えてほしいです! (2022年10月27日 0時) (レス) @page50 id: 7fdf406b88 (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - パスワード教えて下さい! (2022年7月3日 2時) (レス) @page48 id: e18ab44259 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さわこ | 作成日時:2020年3月4日 11時

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