もっと泣かせて愛したい 3 (ページ5)

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あなたsub ページ5

（名前）「ど、どうしてここに…！？」

檜山「あーなんか」

私の疑問に答えてくれたのは檜山くん。

檜山「先に着いてたはずの俺の友達から急に行けなくなったって連絡がきて、店に着いてみたらそいつの代打だって、内村くん？がここに」

な？と確認する檜山くんに、颯太は笑顔で頷いた。

内村「そう。その子とは俺、前々からの知り合いだったんだよ。グーゼン」

それほんと！？と疑る私に、麟が「まぁまぁ、同じ高校なら話も合うしいいでしょ？」と強引に言って席に座らせた。

（名前）「っていうか！」

麟が私の耳元でコソッと耳打ちをする。

若林「こんなイケメンが同じ高校なら早く紹介してよね！？」

（名前）「いや、あのこれが例の…」

頭のおかしい“颯太”です！と言う前に店員さんがタイミング悪く注文を取りに来てしまった。

みんな思い思いに好きなメニューを注文する。

若林「内村くんは？どーする？」

目を輝かせて颯太に話しかける麟に、チッと檜山くんが舌打ちをした。

内村「…そーだなぁ」

颯太がメニューを覗き込む。

内村「激辛チキンひとつで」

若林「えっ、内村くんって辛いの好きなんだ？」

内村「うーん、まぁまぁかな」

ニコッと麟ではなく私に向かって笑いかける颯太。

…絶対バレンタインのこと根に持ってる…