もっと泣かせて愛したい 3 (ページ12)

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あなたsub ページ12

（名前）「っ、は…」

やっと解放された。

苦しくて目の前が滲む。

ぼやけた視界でも、颯太が嬉しそうに笑うのが分かった。

（名前）「なんっで…またキス…！しかもこんな所で…！」

息絶え絶えになりながらも文句を言う。

まぁまぁ人通りのある路上。

あちこちから視線が突き刺さってるのが分かる。

肩で息をしている私に対して余裕そうな颯太。

内村「だってお仕置きしなきゃでしょ？彼氏いるのに合コン行くような悪いコには」

（名前）「だから、その彼氏っていうの…っ！」

内村「だからその顔外ですんの禁止」

颯太の手が私の顔を覆う。

（名前）「っあぁもう！話逸らさないで！」

颯太の手を乱暴にどかすと。不適な笑みを浮かべた颯太。

唇には、ワインレッド。

内村「これ、（名前）ちゃんには100万年早いよ」

颯太がそっと、自分の唇に触れて言った。