軌跡10 ページ10
A「もぐもぐ……………………………」
柳田「………………………………………………」
A「もぐもぐもぐもぐ…………………ごくん」
柳田「………………………………………………」
待って、ずっと無言でじーーって見てくるんですけど(汗)
紗理ちゃんに急かされながら軽くメイクをして綺麗めな服を引っ張り出して着てきたけど、どこか変なところあったかな？
一緒にいたはずの紗理ちゃんは私を置いてどこかに行ってしまうし、同じテーブルの選手たちも各々移動していき、男子の選手と話す勇気もなくてひたすら料理を食べていたら同じテーブルに座っていた目の前の人にガン見をされる
ダラダラと冷や汗が流れてきて食べていたものの味がわからなくなった頃
柳田「ねえ、君 Aさんだよね」
今まで黙っていた人が突然話しかけてきて、慌てて食べ物を飲み込む
A「そ、そうですけど」
柳田「同じ代表の柳田将洋、よろしく」
A「よ、よろしくお願いします」
丸いテーブルの正面同士に座っていたはずなのに、テーブルに誰もいないからか隣の席まできて握手をしてくれる
言葉は素っ気ないけど案外優しい人なのかな？と思っていると
山内「マサさーん、そんなとこで何してるんすか …あっ、Aさん」
柳田さんより背の高い男の人がゆったりと歩いてくる
山内「初めまして山内晶大っていいます 同じ代表としてよろしくね」
A「AAといいます よ、よろしくお願いします」
山内さんとも握手をして自己紹介が終わると、両隣に2人が座る
なんで？？？と思うけど2人は普通に私を挟んで話していて、仕方ないと自分を納得させて食事を再開する
A「もぐもぐもぐもぐ………………………」
柳田「……Aさんってリス？ ハムスター？なんかそんなのに似てるね」
A「むむ？」
山内「Aさん、口の中ぱんぱんだから喋れてないじゃん笑 あーでも、マサさんが言ってることわかるかも笑」
柳田「特に口の中にぱんぱんに詰め込むところとかね笑」
2人に笑われながら料理を飲み込む
A「や、だってここの料理めっちゃ美味しいんですもん」
食い意地がはっていることをいったら更に2人に笑われる
山内「あー笑ったAさんって面白いね笑 ね、そういえば会見終わったあとぬいぐるみ抱えながら走ってた？」
山内さんにそう聞かれ固まる
え、あれ見られてたの？
山内「マサさんがぬいぐるみが走ってるって言っててさ笑」
柳田「ぬいぐるみがでかすぎてそう見えたんだよ笑」
心なしか2人ともニヤニヤしながらこちらをみてくる
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な(プロフ) - コメントありがとうございます！忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).｡.:*♡ (12月28日 20時) (
レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です！！更新楽しみに待ってます(｡•ㅅ•｡)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2023年10月28日 20時
