軌跡16 ページ16
最後にコートに入ると、ネット越しに
山内「Aさん、男子の高さのネットだけど届くの？笑」
突然山内さんが笑いながらバカにしてくる
A「…驚くくらい飛んでやりますから見ててくださいね」
山内さんに向かって背伸びをしながらいーっとしてすぐ近くにいた紗理ちゃんに引っ付き、沙織さんの話を聞く
古賀さんに引っ付いてしまったAさん、ネットが男子の高さに合わせられてるから余計に小さく感じて思わずからかってしまう
柳田「いーって子供かよ笑」
俺たちのやり取りを見ていたマサさんが呆れたように笑っている
Aさんをからかうと面白い反応が返ってくるからやめらんないんだよな笑
沙織さんの話を聞いて大体の作戦が決まる
紗理奈「負けたらペナルティとかあるんですか？」
沙織「そうしようと思うけどなんで？」
試合に負けたときのペナルティが気になっている紗理ちゃん、いつもそんなこと聞かないのにと思っていたら
紗理奈「負けたら時のAのペナルティは私が決めちゃダメですか？」
あれ、なんか勝手に言い出したぞ
A「なんで私のペナルティは紗理ちゃんが決めるんよー」
紗理奈「他のみんなは同じペナルティでいいんですけど、Aのペナルティは私が決めたいんです！」
沙織さんお願いします〜！と頼み込んでいる紗理ちゃん
沙織「別に私はいいよ笑」
すんなりとOKを出してしまう沙織さん、これは面白がってるな
A！お願い〜！と見つめてくる紗理ちゃんに負けてしまう私は本当に甘いと思う
でも、負けたらどんなペナルティが言われるか分からないからなるべく負けたくないなと思っていると
祐希「あ、あの！…俺たちが勝ったら、俺にも連絡先を教えてくれない？」
石川さんがネットに張りついて聞いてくる
別に勝ったからじゃなくてもいいし、すでに柳田さんと山内さんは知ってるしと思い了承すると嬉しそうな石川さんと自分たちもと言ってくる男子選手たち
柳田・山内「…………………」
あれ？2人ともなんか様子が変…？
いつもと違う2人が気になりながらも監督の声に騒がしかった周りが静かになり試合が始まる
紗理ちゃんのサーブから始まり遥さんが沙織さんにトスを上げて最初の点数が決まる
点を取り、取られを続けついに遥さんが私を呼ぶ声が聞こえる
それに応えるように助走をつけ高く、高く飛ぶ
視界にはブロックをしている指先
ブロックアウトを狙って打てば思惑通りボールはコートの外に飛んでいき私達のポイントになる
驚いたような顔をしている相手コートの人たちを見ながら、だから言ったでしょと笑ってやる
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な(プロフ) - コメントありがとうございます！忙しくて更新できてないですが頑張って更新していこうと思います とっても励みになります(*˘︶˘*).｡.:*♡ (12月28日 20時) (
レス) id: a30c48fe6a (このIDを非表示/違反報告)
えにゃん(プロフ) - 何回も見るほど好きな小説です！！更新楽しみに待ってます(｡•ㅅ•｡)♡ (12月21日 15時) (レス) id: e67d1365d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：な | 作成日時：2023年10月28日 20時
