８１ 話をしよう ページ37
縁側に二人で並んで夕暮れを眺めていると、口を開き始めた彼。
「さっきの会議、実はずっと聞いてたんだ。気になって...」
『うん、なんとなく気配は感じてたから知ってるよ。』
「ごめんなさい...でも、僕Aさんが本当に政府の人なんだって納得したよ。」
『それはよかった。うちの子たちはまだ、君の事を嫌っているみたいだけど...』
「それは僕が悪かったんだからAさんのせいじゃないよ。」
『否定できないから、何とも言えない...』
「僕の事、どこまで知ってるの？」
『そうだなぁ。本当は工藤新一っていう高校二年生で、例の組織の薬を飲まされて体が縮んで江戸川コナンになった事ぐらいだよ。』
「えっ！それ全部じゃん！！」
メガネが落ちそうになるぐらい驚くコナン君に、おでこをツンと突いてニヤッと笑う。
『あれだけ怪しまれれば調査ぐらいします。』
「う...ごめんなさい。......という事は安室さんも！？」
『勿論。...でも、正直彼の経歴とこれからの人生を見て驚いた。』
「あの人の正体も知ってるの？」
『ええ、警察官で降谷零さんでしょう？あれで独身だなんて世の中の女子という女子が群がりそうよね。』
「は、ははは...」
苦笑いをしてどこか遠い目をするところをみると、既にその状況だっかと私まで苦笑いする。
すると、彼は元の目に戻り私に問いかける。
「Aさんはなんで審神者になったの？審神者って特殊な訓練をしないとなれないんでしょ？しかも結構過酷な。」
『薬研から聞いたのね。』
「うん...気になって。なんでAさんが僕の時代に来たのかも教えてもらったよ。」
『薬研め...確かにコナン君からしたら審神者って未知の領域よね。』
「...前から思ってたけど、Aさんって何歳なの？」
『ふふ、いくつでしょう？あててごらん。』
うーん。と考えるコナン君が面白くてついつい笑ってしまう。
「...２...７？」
『違う。』
「ええ、じゃあ２５？」
『３３８』
「そっか、３３８........３３８！？！？！？」
『だって、今の西暦は2355年だもの。数はそうなるわ。』
顎が外れそうなほど驚くコナン君に笑いかけて話を戻す。
『君の知りたい私の話をしようか。少し長くなるけど。』
目を瞑り懐かしい色あせた過去を思い出す。
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あごしわ - コナンって光合成みたいに推理しなきゃ逝っちゃう呪いでもかかってるんじゃないかなって思う時がある。 (2020年1月1日 3時) (
レス) id: d41c4bfd58 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - 式さん» その案名案ですね！！そうします！！暖かいコメントもありがとうございます(´∇｀) (2018年8月7日 8時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
黒桜 亜琉麻(プロフ) - 上でお願い申し上げます！ (2018年8月7日 2時) (レス) id: e742954296 (このIDを非表示/違反報告)
璃奈 - 上でよろしくお願いします。 (2018年8月6日 22時) (レス) id: 9d081775ee (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 上で、式さんのような感じがいいです。続き楽しみにしてます (2018年8月6日 14時) (レス) id: 01a97476ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2018年5月5日 21時
