【名探偵コナン×刀剣乱舞】不死ノ少女 追求編

７９ 戦力 ページ35

さてさて、外を護衛する二部隊はどうしたものか。結局、本丸中を歩いて皆の調子を見たが相変わらず元気のようで誰を選んでも支障は無さそうだ。

2017年にこの本丸の主力を送りつつも、此処を守れるような刀剣たちも残さないといけない。四部隊も送り出すという事は、守りが手薄になるのと同義だ。
慎重に選ぶべきか、それとも政府直属の部隊を借りるか...。

いや、政府に全部隊を動かしていることは知られたくない。この隙を狙ってまだ諦めて無いとしたらコナン君を連れていきかねない。

案としては展示される六振りを連れて行くのが妥当だろうか。
向こうの本霊様にも事態が分かりやすいだろう。この展示場が狙われている事、近い将来審神者に力を貸すことになることも。


『...となると、平安に近い刀の方が連携は上手くいくかな？』


結果、第一部隊【隊長】和泉守兼定【隊員】堀川国広 長曽祢虎徹 秋田藤四郎 五虎退 博多藤四郎
第二部隊【隊長】加州清光【隊員】大和守安定 骨喰藤四郎 前田藤四郎 包丁藤四郎 乱藤四郎
第三部隊【隊長】三日月宗近【隊員】小狐丸 蜻蛉切 太郎太刀 鶴丸国永 獅子王
第四部隊【隊長】岩融【隊員】髭切 膝丸 今剣 石切丸 鶯丸 大包平 となった。

懐から蝶の式神を飛ばし、皆に大広間に集まるように合図を送る。
早くもそれを見たのか、廊下はバタバタと足音でうるさくなった。

私も四部隊を書いた紙を持ち、こんのすけを呼び出して大広間に向かう。

襖を開ければ、皆のざわめきは消え私を瞳に移す。


『これより、政府から通達が来た事についてこんのすけからお話しします。』


私が定位置に座るのを見届けたこんのすけは、私の前に出てちょこんと座り自身の鈴から概要の資料を映し出す。


「では、お話いたします。先程時の政府...陣内様より、2017年の現世において刀剣の展示会が開始されるとの事です。場所は東都国立博物館。展示される刀は、三日月宗近、髭切、膝丸、今剣、石切丸、岩融の六振りでございます。」

『この六振りは、どの本丸でも主力となる刀剣。故に時間遡行軍に狙われる可能性が高いと私は考えています。』

「つまり、俺らがそれを警護すればいいわけか...」

『ええ、その通りよ鶴丸。』


皆が誰が行くと騒ぎ始めたため、私が静止の合図で手を挙げる。


『各部隊は決めてあります。敷地内がかなり広いと考え施設内に二部隊、施設外周辺を二部隊の構成です。各部隊の詳細はあとで貼り出す紙を見てください。』

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