【名探偵コナン×刀剣乱舞】不死ノ少女

３ 任務開始 ページ5

くじ引きの結果、初日に連れていくメンバーは
鶴丸、三日月、一期、長谷部、前田、平野となった

もう、長谷部なんて本体出そうとして取り押さえるのに苦労した…鶴丸と三日月は……うん、流石の一言に尽きる。

目の前の長谷部は嬉しさのあまり花びらが散りっぱなしだからね…あ、一期も控えめに桜が舞ってる。

そんなに一緒に行くの嬉しいのかな？


「主、いつ出陣するんだ？」

『準備が整えばいつでも。』


早い方がいいでしょ？と言えば鶴丸は楽しげに口元を緩ませる。


『あ、正装だと見える人には怪しまれるから着替えていきましょうね？』


私が手を合わせながら笑顔でいえば、皆はへ？と間抜けな声を出す。

私が清光〜！と叫んで呼べば、ひょっこりと顔を出す彼。


「何？主。」

『着替えさせるの手伝ってくれない？貴方が一番センスがいいから。』


私の言葉が嬉しかったようで、彼もまた大量の桜が舞う。……可愛いなおい。と思っていると、張り切った様子でまかせて！と叫んだと思うと、どこからともなく大量の服を持ってきた。


「さあさあ！デコっちゃうよー！！」


そう言う清光に前田と平野以外が思わず一歩後退する。


「か、加州…主の前でそんな服を……」

「驚いたな！これは光坊の服じゃないか！」

「たまにはこういう服も良いか。」

「……私は内番服で良いかと」


何気に乗り気のある鶴丸と三日月と一期を横目に、清光からなんとか逃れようとする長谷部。


「俺はこの正装では駄目ですか！？主！？」

『うん、だめ。』

「ほらほら、長谷部覚悟しなよ！」


主〜！と泣きそうな長谷部を取り押さえて、彼に似合う服を着せ始める清光。
その光景が微笑ましくてふふふと笑ってしまう。

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あれから数十分後…長谷部の着替えに手間取り予想以上に時間がかかってしまった。

結局、長谷部はパーカーにズボン。一期は何故か内番服、三日月もパーカーにズボン、鶴丸はみっちゃんのスーツ、平野と前田は仲良くTシャツに短パンとなった。

当の私は、ワンピースに深めの帽子をかぶった。

これで一応は怪しまれることは無い……だろう。


『本体はいつも通りでお願いね。』


私の言葉を聞くと皆は手馴れた様子で、本体を指輪に変化させる。
そしてそれをそれぞれ装着して「早く行こう」と言わんばかりに、目で訴える。


『では、任務を開始する』

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