２ 部隊編成 ページ4
「政府は、この事を緊急特異特例とし貴方様だけに任務として受理しました。概要を説明致します。
目的は先程申し上げた事の解決です。渡る過去は2017年。この年への遡行軍の進行は初めてのことで前例が無いため、審神者様も同行をとの事です。
そして、政府は移動の為にその年のある指定の神社から、この本丸を繋げています。
この本丸の担当である、陣内様も同じ年に留まるとの事なので何かありましたら彼に。」
詳しく書いてある資料に目を通しながら聞いていると、何か質問はありますか？と尋ねてくるこんのすけ。
『この本丸と2017年の神社が繋がるのはいつ？』
「はい、もう間もなく繋がるかと！」
『2017年には時の政府は存在していたの？』
「はい、今ほど表に顔を出してはいませんが存在はしています。」
私が分かった。と返すとこんのすけは耳を立てたと思ったら、次の瞬間口を開く。
「どうやら繋がったようです！審神者様、検討をお祈りします。」
何かありましたらお呼びください。
そう言い残して、こんのすけは再び煙となり消えていった。
この話を聞いていた彼らをチラリと見ると
「主、準備は整っています。」
『…いや長谷部、いつの間に着替えたの？さっきまで内番服だったよね？…鶴と三日月まで…』
目の前には目を輝かせて出陣服を着ている長谷部と鶴と三日月。
そんな彼らを見て盛大にため息をする清光。そして、私に話しかける。
「それで？どうするの、主。」
「主が生まれた年か…新たな驚きがありそうだ！」
「はっはっは…たまには主と共に歩くのも良いな」
「主！やはり俺が！この俺を連れて行ってください！」
「さんにんともずるいです！ぼくもあるじさまといきたいです！！」
「主殿、この一期一振も連れて行ってくだされ。」
「主さん主さん！僕も行きますよ！馬糞持って！」
「兄弟、馬糞は要らないと思うぞ。」
私が清光に返事をするよりも早く、鶴の一言から始まり皆が自分を連れていけと主張が始まった。
私が頭を抱えていると、ちょんちょんと着物の裾を誰かに引っ張られた気がしてその方向に振り返れば、そこには何かを持った小夜がいた。
『どうしたの？小夜。』
「…決まらないなら、クジで決めればいい……」
彼の言葉に皆がたちまち静まり返る。
その手があった！と思いっきり小夜に抱き着けば、ブワッと桜が舞う。
そんな彼が可愛くてたまらない…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1010人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朧月(プロフ) - 名無しさん» 当時の私が設定で考えていた事は、この不死ノ少女が続編に行く前は、2017年生まれであっても現在の西暦は伏せていたためそのようにしました。なので、続編では初代がコナンに本当の歳を話して西暦は明らかになっています。 (2018年11月17日 12時) (
レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 年齢不詳なのに生まれた年が2017年の設定なんですね (2018年11月16日 23時) (レス) id: 29bc82e604 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - かなみさん» 初めまして！ありがとうございます！！これからも楽しんでいただけるように頑張ります(^-^) (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - ミッテさん» 大好きと言って頂きありがとうございます！そうですね、二人は何でもかんでも組織の人間って考えるのを直すべきですよね笑 (2018年5月3日 17時) (レス) id: 270593a483 (このIDを非表示/違反報告)
かなみ - 初めまして…このお話大好きです続きを楽しみにしてます。誤解が早く速やかに解けますように（笑） (2018年5月2日 15時) (レス) id: 48cf8ea98d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2018年4月15日 23時
