強盗犯 ページ12
『……やっぱり受けるべきじゃなかったかな…』
手元にある政府からの依頼。
【2017年4月30日大型○○銀行にて、遡行軍の動きあり。之を調査し、処理するべし。】
2017年をよく知っているのは初代だけのため、他の審神者を使わせるのは危険が伴うと判断したのか、政府は有無を言わさずに、案件を渡した。
そして、それを受けたAは早急に終わらせてやる。と意気込み、室内向けの六振り。
鳴狐、骨喰藤四郎、鯰尾藤四郎、秋田藤四郎、包丁藤四郎、毛利藤四郎を引き連れた。
任務は順調にこなしていた。
だが、ここで思わぬハプニングが起こったのだ。
例のコナン君一行が姿を現した。
その姿に焦るAだが、彼らには自分の記憶が一切無いことを思い出す。
それで一瞬落ち着くのだが、伊邪那美の加護は受けたままだ。
つ、ま、り。彼の近くにいれば、高確率で何かしらの事件に巻き込まれるということ。
それは避けたい。と思ったAは、そそくさと外へ出ようとした。
しかし、一歩遅かった。
扉から出ようとした時、外からやってきた黒覆面の男にAの腕を掴まれる。
そして、頭にはゴリッと銃口を突きつけた。
「動くんじゃねぇ！！」
男の罵声に、その場にいた全員が顔を青くして口をハクハクと動かす。
「全員頭に手を置いて膝を曲げな。妙な動きをしたらこの女を殺すからな！！」
その言葉に、一同が小さく悲鳴を上げて言う通りに行動する。
また、コナン達も男を睨みつけながらも言う事を聞いた。
最悪。うわ、最悪。
男の腕の中でAは、悲鳴を上げず、驚きもせず、怯えもせず、とてもとても据わった瞳で宙を眺めていた。
ここまでくると、伊邪那美様を恨みそうだ。と密かにかの神に文句を申し上げる彼女。
その動じない姿に、コナンは不思議そうに見つめる。
「オラ！そこの従業員！この袋に金を入れろ！！」
「早くしろ！」
全員で三人か…まだ隠れている可能性もあるな。
拳銃を押し当てられながらも、背中の男越しに犯人の人数を正確に把握しようとするA。
(主。斬る？)
鈴の音と共に、鳴狐の声が彼女の中で木霊する。
(いや、混乱を招くのは避けたい。少し様子を見る。)
(分かった。)
主の言葉にすんなり納得した鳴狐は、再び偵察へと戻って行った。
Aは、さぁ、どうしたものか。と最善策を考え始めた。
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都花 - ｢五人は仲良く手を繋ぐと、眩しい程の光の中へと消えていった｣で涙がが出た…この話とても好き…！ (2020年8月31日 23時) (
レス) id: e0ab5d8073 (このIDを非表示/違反報告)
絵理奈(プロフ) - 鬼滅とコナンと刀剣のクロスミックスかぁ。面白い (2020年4月28日 8時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - ましろさん» リクエストありがとうございます。期待に添えるように頑張ります(^-^) 本編の方も何周もして頂きとっっても嬉しいです！ありがとうございます、更新頑張ります！ (2020年1月15日 0時) (レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
ましろ(プロフ) - リクエスト失礼します。もしもの話で「天国で５人が再会したら」と「りくやが本丸に遊びに来たら」という内容のものをお願いします。 本編の方も何周も読みました。とっても大好きです。いつまでも更新楽しみに待ってます。よろしくお願いします。 (2020年1月12日 10時) (レス) id: 1d5253b3c1 (このIDを非表示/違反報告)
朧月(プロフ) - ベルさん» ありがとうございます！頑張って更新します(｀▽´) (2019年12月18日 22時) (レス) id: 061be1d3a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧月 | 作者ホームページ：http://fblg.jp/510814/
作成日時：2019年4月29日 15時
