Ep.239_病院�� ページ45
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それから少しして、「To My Youth」組のみんなとジニョクヒョン、スンウヒョン、ドヒョンが病室にやってきた。
思っていたよりもたくさんの人が来て、それに驚いていると、ビョンチャンに「もっといたけど、病室に入らなくなるから諦めてもらったんだよ？」と笑われた。
「ウソギヒョン、ボーカル1位おめでとうございます」
ｳｿｸ「ありがとう、A」
見上げて笑いかけると、ウソクヒョンも顔を綻ばせた。
ｳｿｸ「1位を取れたのはAの編曲と演奏のおかげだよ」
「違います。ウソギヒョンの実力ですよ」
ｳｿｸ「でも、もしも俺達がAに演奏を頼まなかったらパートが減ることもなかったでしょ。結果も変わってたかも」
「私はあの場所でピアノを弾いて後悔してませんよ」
ウソクヒョンの言葉に頷くみんなを見て、思わずいつもより強めの語気で言う。みんなは少し驚いていたけれど、すぐにありがとうと頷いた。
「ジニョギヒョンも、X枠1位おめでとうございます。やっと努力が報われましたね」
ｼﾞﾆｮｸ「ありがとう。Aが相談に乗ってくれたから最後まで出来たんだ」
そう言ってジニョクヒョンは微笑んだ。あの日の疲れ果てた顔とは違って、すっきりとした晴れやかな顔だった。
きっと、ジニョクヒョンは次の順位でデビュー圏内にはいるだろうと確信した。
「ドヒョニは惜しかったね。でも、グループで1位取れたならそれだけで充分凄いよ。頑張ったね」
ﾄﾞﾋｮﾝ「はい。Aヒョンのおかげです」
「どういたしまして。……ごめんね。心配かけちゃって。ドヒョニのせいじゃないよ」
頷くドヒョンはやっぱり思い詰めたような顔をしていて。それを見て罪悪感が募った。リハーサル前日のことがあったからドヒョンは少なからず責任を感じているようだ。
「スンウヒョン、ステージ見れなくてごめんなさい」
ｽﾝｳ「ううん。Aとビョンチャニが無事ならそれで良いよ」
「どうせなら見てから倒れたかったです」
ｽﾝｳ「こら、そんなこと言わないの」
スンウヒョンはため息をついた後に私の髪を優しく撫でる。やっぱり見たかったなあ、と更に感じた。
(……そういえば。倒れたこと、社長は知ってるのかなあ)
ふと頭に浮かぶ。
社長はいいとして、他の人……父さんや母さん、そして皐月と理人の耳に入ったらまずい。特に皐月はかなりまずい。
あとで電話入れなきゃな、みんなと話しながらそう心の中で決めた。
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カナル式(プロフ) - 弟丸。さん» コメントありがとうございます。更新待っていただき有難いです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
弟丸。(プロフ) - 久しぶりの更新とてもうれしいです！続編も楽しみにしています^^ (2021年2月26日 13時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» 返信遅れて申し訳ありません> < ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2021年2月26日 1時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - すごく面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 鷹の翼さん» コメントありがとうございます！ 本当に嬉しいです。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年8月8日 9時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2020年7月12日 0時
