Ep.230_天才�� ページ36
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A「あ、次はラップでもやろうか？ ドヒョニのために」
いいこと思いついた、Aヒョンはそんな顔をして僕を見た。
「へっ？ ……本当ですか！？」
ヒョンのラップが聴けるなんて。
あまりに嬉しくて、思わず間抜けな声が出てしまった。
A「うん。みんなびっくりするだろうね。ドヒョニ、それまで秘密だよ？」
「はい。僕たちだけの秘密です」
Aヒョンが口に人差し指を当てて、いたずらっぽく笑う。その笑顔に僕も思わず頬が緩んだ。
A「＿＿じゃあ、そろそろ練習終えようか？ まあ、ほとんど話しただけだったんだけどね」
明日のために早く寝ないとね。
ヒョンがそう言う。
「あっ、はい！ 今日はありがとうございました」
A「どういたしまして。本番も楽しみにしてるね。ドヒョニならきっと1位とれるから」
「あはは……ヒョン達に負けないよう頑張ります。Aヒョンこそ、ボーカル1位取ってくださいね」
A「うーん、自分がそう言われるとなんとも言えないなあ。頑張るけどね」
Aヒョンは苦笑いをする。
(ああ、そっか。「To My Youth」組はもちろん……ボーカルは人数も実力者も多くて激戦区だろうな)
そう思いながらも、それでもヒョンには1位をとってほしいと強く願った。
A「……っ、」
「……ヒョン？ 大丈夫ですか？」
僕が立ったのに続くようにAヒョンが腰を上げた瞬間、ヒョンは顔をしかめて尻もちをついた。そんなヒョンに駆け寄ろうとする僕をヒョンが手を出して止める。
A「あ、違う違う！ ちょっと足が……座りすぎたかな」
久しぶりに痺れちゃったよ〜、そう言ってふくらはぎを指さして笑うヒョンの姿を見て安堵する。
「も〜、気をつけてくださいよ？ いくらヒョンがボーカルでも、リハ前日に怪我したら大変ですから」
A「ごめんごめん。ちょっとまだ痺れるから、先に帰ってて〜……」
「はい、分かりました。お疲れ様です」
(……あれ？ ヒョン、足が痺れるような座り方してたっけ？)
ふと、そう疑問に思った。
(……ううん。真面目な話をした後だから、難しく考えすぎちゃうだけだ)
ヒョンが大丈夫と言ってるから大丈夫。
笑顔でおやすみ〜と手を振るAヒョンを見て、その疑問は口には出さずに飲み込んだ。
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カナル式(プロフ) - 弟丸。さん» コメントありがとうございます。更新待っていただき有難いです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
弟丸。(プロフ) - 久しぶりの更新とてもうれしいです！続編も楽しみにしています^^ (2021年2月26日 13時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» 返信遅れて申し訳ありません> < ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2021年2月26日 1時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - すごく面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 鷹の翼さん» コメントありがとうございます！ 本当に嬉しいです。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年8月8日 9時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナル式 | 作成日時：2020年7月12日 0時
