Ep.197_ポジション�� ページ3
・
ﾋｮﾝｼﾞｭﾝ「次Aヒョンですね！」
ヒョンジュンが興奮気味に入口の方を見つめる。
ヨハンヒョン、僕、ヒョンジュン、ウソクヒョンの曲選びが終わり、いよいよ次はAヒョンだ。
「Aヒョンはボーカルですかね？ 歌上手いですし」
ｳｿｸ「いや、さっきはダンスやるって言ってたよ」
同じ「To My Youth」をやることとなったウソクヒョンが首を振る。僕がそれに驚いていると、くすりと笑みを零した。
ｳｿｸ「かっこいい曲やりたいんだって。まあ、Xの『Attention』もあり得るよね」
「確かに……Aヒョンならこなせそうですよね」
ボーカルはもちろん、ダンスも完璧なAヒョン。Xポジションはハイリスク・ハイリターンだと代表は言っていたが、Aヒョンなら上手くできるだろうなと「Attention」のステージを勝手に想像してしまった。
ｳｿｸ「ま、少なくとも俺たちの曲じゃないだろうね」
ﾖﾊﾝ「ノルマンナも絶対ないですね。
あ〜、Aヒョンとやりたかったなあ。Aヒョンがいたら絶対に心強いのに」
ヨハンヒョンが口を尖らせる。確かに、かっこいい曲をやりたいAヒョンがバラードの「To My Youth」や「Me After You」を選ぶことは無さそうだ。
"ミンギュヤ、いつか一緒のチームになれるといいね"
僕に笑いかけてくれたAヒョンのを思い出す。
(いつか同じチームになれるかなあ……)
Aヒョンは人気者の上、練習生の中で一二を争う実力者だからどこに行っても歓迎されるだろう。Aヒョンがいるチームは羨ましいな、そう思いながらAヒョンがいれば〜とぐちぐち言っているヨハンヒョンに思わず何度も頷いてしまった。
A「えっ、」
しばらくして、Aヒョンが入ってきた。Aヒョンはこっちを見るなり、目を大きく見開いた。しかしすぐに両手に持っていたパネルを背中に回した。
ﾋｮﾝｼﾞｭﾝ「Aヒョン！ 何にしたんですか？ もしかして『Finesse』ですか！？？」
A「残念。でもヒョンジュニがいるなら『Finesse』も良かったなあ」
にこにこと悪戯っぽい笑顔でダンスポジションの方に向かうAに、ヒョンにヒョンジュンはきらきらと目を輝かせる。しかし『Finesse』じゃないことを知ると、「Aヒョンがライバルなんて〜」としゅんと肩を落とした。
・
Ep.198_ポジション�あ�←Ep.196_ポジション��
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 156人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カナル式(プロフ) - 弟丸。さん» コメントありがとうございます。更新待っていただき有難いです。これからもよろしくお願いします(*^^*) (2021年2月26日 20時) (
レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
弟丸。(プロフ) - 久しぶりの更新とてもうれしいです！続編も楽しみにしています^^ (2021年2月26日 13時) (レス) id: 6fd7fc297b (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 菜の花のからしあえさん» 返信遅れて申し訳ありません> < ありがとうございます！ 更新頑張ります！ (2021年2月26日 1時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
菜の花のからしあえ(プロフ) - すごく面白いです！続き待ってます！更新頑張ってください！！ (2020年12月29日 10時) (レス) id: eb3cbc1812 (このIDを非表示/違反報告)
カナル式(プロフ) - 鷹の翼さん» コメントありがとうございます！ 本当に嬉しいです。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いいたします(^ ^) (2020年8月8日 9時) (レス) id: 0d79bc4d43 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カナル式 | 作成日時：2020年7月12日 0時
