Tears (ページ4)

今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:69,270 hit

2 ページ4

・

・

・

俺は、櫻井翔 34歳

都内の、嵐山病院で

総合外科医として働いてます

かなでとの出会いは嵐山病院です

かなでが患者さん。

俺が医者。

かなでは小さい頃から病弱で

病院に入院することが多かったらしい

かなでの家庭環境も悪く

かなでは施設で育った

これも全部付き合ってから知ったことの方が多い

初めてかなでと会ったのが

かなでが肺炎で入院したとき。

俺の患者の隣のベッドで寝ていたのがかなでだった

一目惚れだった。

彼女は、人間不信だった。

話しかけてもなかなかかえってこなかった。

退院したと思ったら病院通いだったり

本当に体の弱い人だった。

ある時俺が外来にいると

目の前で、彼女が倒れた

すごい熱で、肩で息をしていた

ストレッチャーを待ってる暇もなく

俺は世にゆうお姫様抱っこ。をした

すごい軽かった…

細くて…。

外来が終わったあと彼女の病室へ行った

彼女が起きるまでそばで手を握っていた

次の朝、彼女は目を覚まして

俺に謝った

ごめんなさい。と

「俺は、医者だよ？人を助けたくて医者になったんだ。」

彼女と初めてあった日から

一年以上がたっていた

「かなでさん？謝らないで？僕は、医者としてやるべきことをさせてもらったんだよ」

かなで「ちがうんです、迷惑かけましたよね、ごめんなさい。」

「いまからゆうこと聞いてもらえますか？」

かなで「はい。？」

「昨日、かなでさんが倒れた時に、俺パニクったんです初めて。それはきっと、あなただったから、あなたをなくしたくなかったからです。星月かなでさん。俺と付き合ってください」

かなで「私でいいんですか…」

「かなでがいいんだよ」

かなで「私は、体も弱くて、すぐ風邪をひいたりします。私に家族もいません。いろんな過去があります。いろんなトラウマがあります。めんどくさい私です。そんな私でも好きでいてくれますか？」

「かなでさん？僕は医者だよ？君がもし病気にかかったり、風邪をひいたりしたら僕が治します。誰にだって辛い過去があります。トラウマも沢山あります。でも、ずっとかなでさんが背負ってきた重たい荷物を僕と半分こしませんか？」

かなで「…」

彼女ば黙って泣いてしまった。

僕は黙って彼女を抱きしめた。

泣き止むまで。

かなで「ヨロシクお願いします。」

「大丈夫。僕がいる。よろしくね」

・

・

・