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いつも通り、Aはいつもの教室で1人練習をしていた。ちなみに木部くんは、ある程度吹けるようになったため独り立ちし、別の教室で練習している。
「おい」
教室のドアが開き、声がかかる。後ろを向くと、そこにいたのは青島くんだった。
『え?青島くん?』
Aが1人で吹いているとき、木藤良くんは毎日訪れるが、それ以外の人が来るのは初めてだ。同じ部の人なら来るのも分からなくはない。しかし、今いるのは、あの青島くんである。
「いつもここで吹いてんの?」
『うん、毎日…。青島くんはなんでここに?』
「蓮がよく出入りしてるから」
『あー、来てるね。でも、なんで来てるか聞いたことないな。』
「…へぇ。じゃ、俺行くわ」
結局、青島くんは何もせずに帰ってしまった。Aは特に気にせず練習を再開する。同じ曲ばかりだと飽きてしまうため、息抜きとしてAはよく、自分の好きな曲を吹いている。今日は何を吹こうか迷っていると、また教室のドアが開いた。
『次は木藤良くんか。』
「次は?僕以外に誰か来たの?」
『さっき、青島くんが来たよ』
「そっか、裕人が…何か言ってた?」
『特に何も。すぐに帰ったよ』
「…………」
何かを考えているようで、黙りこむ木藤良くん。いつもだったら、気にせずホルンを吹くが、今日は違った。何処か悲しそうな表情で黙っている木藤良くんを無視することができなかった。しかし、この雰囲気の中、どのように声をかけたら良いか迷っていると…
「…Aちゃん、聞いてくれる?僕らに何があったか。もしかしたら知ってるかもしれないけど」
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ゆい - とっても面白かったです! 私もフルートやってて、すごい読んでて楽しかったです。 (2016年8月23日 17時) (レス) id: 3f79c1fb6b (このIDを非表示/違反報告)
莉乃推し勝利担 - まさに私の憧れストーリーです。私は、トランペットを中学生からやっているからどうしても自分も世界に入ってみたくなる。更新楽しみにしてます。 (2016年7月30日 0時) (レス) id: 51208d69f4 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 小説内のオリジナルキャラが出てきてとても驚きました。今後田中くんがどのように関わってくるかドキドキします。更新頑張ってください!!後、オリフラ外した方がいいと思います!! (2016年7月27日 6時) (レス) id: ad3e95e003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凪 | 作成日時:2016年7月26日 22時