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「竹内、俺な今日、部活休みなんだ。そこで、この映画見に行こうかと思ってるんだけど、一緒に行く奴が居ない。だから、一緒に行ってくれ！たのむ！」
今、Aに話しかけてきたのはクラスメイトの田中くんだ。このクラスで一番仲の良い友達だと思ってる。
『なんですか、デートのお誘いですか』
「いや、俺、彼女は巨乳じゃないとダメなんだ。なんか…ごめんな」
『お前、今、どこ見て言った？』
「竹内、俺の友達だろ！いいじゃん！行こうぜ！」
『いや、私部活あるしさ』
「それなら安心しろ！樋熊先生と有馬には竹内は今日、部活休むって言っといたぜ」
『…は？』
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あれから、無理やり映画館に連れていかれ、映画を見た。サスペンスホラー系だったのだが、彼、田中くんはホラーが苦手だったらしく、終始、隣で怯えていた。なぜこの映画を見ようと思ったのか謎である。映画を見た後、ファミレスでご飯を食べ、解散するはずだったのだが…
「竹内…家まで送ってくれ」
『田中くん、普通は男子が女子を送るんだよ』
「明日、ジュース奢るから」
『…しょうがないな。家どこ』
田中くんに道を聞きながら、一緒に帰る。田中くんの家は少し遠かった。無事、田中くんを家に送り届け、Aは自分の家に向かって帰る。最寄りの駅についた頃には、辺りは暗くなっていた。
「…あれ？Aちゃん？」
『え？蓮くんに青島くん？』
「お前なにしてんだよ、こんな時間に」
『まぁ、いろいろあって今帰りなんだ。2人は？』
「僕らもいろいろあって今から帰るんだ」
いろいろとは喧嘩のことだろうか。青島くんの口元の怪我を見てそう思った。絆創膏、たしか鞄の中にあったはず…
『青島くん、これあげる』
「あ？」
『口元、怪我してる』
「…Aちゃん、僕には？」
『蓮くん怪我してなさそうだけど…蓮くんもいる？』
「冗談だよ、僕は大丈夫。それより、こんな時間だし送るよ。」
『いや、でも…』
「おら、行くぞ。家どこだ」
その後、家を教え、2人に送ってもらった。この2人は優しい、そう改めて実感した。
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ゆい - とっても面白かったです！ 私もフルートやってて、すごい読んでて楽しかったです。 (2016年8月23日 17時) (
レス) id: 3f79c1fb6b (このIDを非表示/違反報告)
莉乃推し勝利担 - まさに私の憧れストーリーです。私は、トランペットを中学生からやっているからどうしても自分も世界に入ってみたくなる。更新楽しみにしてます。 (2016年7月30日 0時) (レス) id: 51208d69f4 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 小説内のオリジナルキャラが出てきてとても驚きました。今後田中くんがどのように関わってくるかドキドキします。更新頑張ってください!!後、オリフラ外した方がいいと思います!! (2016年7月27日 6時) (レス) id: ad3e95e003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪 | 作成日時：2016年7月26日 22時
