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「みんな、よろしく！」
放課後、樋熊先生に集合をかけられ、部員は全員音楽室へと集まる。そんな中、新しく入部することとなった3人の紹介が始まった。
「よろしくお願いします！」
渚ちゃんが挨拶をすると、周りからパチパチと拍手が上がる。桑田くんはチューバ、高杢くんはパーカッション、安保くんはトロンボーンに決まった。あの時の”よろしく”とはこの事だったのかと思いながら、Aは3人を見ていた。
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「そうなんですよ！しかも…」
Aは現在、いつもの教室で彼の話を聞いている。彼とは、吹奏楽部副部長の井川くんだ。Aの可愛い後輩である。
「A先輩、聞いてますか!?先輩からも何か言ってくださいよ〜」
なぜこのような事になったのかというと、彼が何か思いつめたような顔をしていたため声をかけたのだ。まってましたと言わんばかりの表情で”相談にのってください”といわれたため、断ることができなかった。どうやら、井川くんは3人の入部に反対しているようで…
『そういわれても、私は部長でも副部長でもないただの部員だし、先生が決めたことを私らがどうこういっても変わらないと思うけどね』
「…そうですけど、でも…」
『はいはい、よしよし』
Aの言葉にシュンとした後輩が可愛くてつい頭をなでる。
「…A先輩と居るとなんか落ち着きますね」
『ん？そうかな』
「はい。でも、頭なでるのはやめてください。恥ずかしいです」
『あぁ、ごめんね。可愛かったからつい…』
「可愛い！？かっこいいじゃなくてですか！？」
『もちろん、サックス吹いてる時はかっこいいよ』
「そう、ですか…俺、練習してきます。話聞いてもらってありがとうございました」
『うん。またいつでもおいで。話も聞くし、なんだったら一緒に練習してもいいし』
「はい！」
そういうと、井川くんは教室から出て行った。よくここまで懐かれたもんだと思いながらAはまた自身の練習を始めた。
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ゆい - とっても面白かったです！ 私もフルートやってて、すごい読んでて楽しかったです。 (2016年8月23日 17時) (
レス) id: 3f79c1fb6b (このIDを非表示/違反報告)
莉乃推し勝利担 - まさに私の憧れストーリーです。私は、トランペットを中学生からやっているからどうしても自分も世界に入ってみたくなる。更新楽しみにしてます。 (2016年7月30日 0時) (レス) id: 51208d69f4 (このIDを非表示/違反報告)
チロル(プロフ) - 小説内のオリジナルキャラが出てきてとても驚きました。今後田中くんがどのように関わってくるかドキドキします。更新頑張ってください!!後、オリフラ外した方がいいと思います!! (2016年7月27日 6時) (レス) id: ad3e95e003 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：凪 | 作成日時：2016年7月26日 22時
