シスコン ページ19
『ただいま...。』
翼「ど、どうした！？元気無いぞ！」
『弔君に会った。』
翼「え、また...。でも、それ嬉しいんじゃないの？」
『うん、最初は嬉しかったよ。でも、その後.......
うわぁぁ！！！』
翼「ど、どうしたんだ！？」
『その後、き、きき、キス、された...／／」
翼「....はぁぁぁ！？」
ヤバイ、思い出しただけで顔が熱くなる...。
翼「お前、キスされたのか、マジで？」
『うん。』
翼「...あいつ......幼馴染みに何してくれとるんじゃぁぁぁぁぁ！！！」
『！！！び、びっくりしたぁ！！』
翼「よし、俺ともキスしよう。」
『はぁ！？何言ってんの！？頭可笑しくなったの？』
翼「消毒だ！！」
『何そのヤンデレ彼氏みたいな台詞！？』
翼「いいからキスさせろぉ！！」
『はぁ！？やだし、絶対やだし！！』
ピンポーン
翼「チッ、宅配便め...。」
あ、危ねぇ、ナイスだ宅配便！！
翼「お、頼んでたピザだ！」
『え、ピザ！！』
翼「今日はピザ食おうとしてたんだよ。」
『やったぁ！！』
翼「まぁ、キスの件は保留って事で。」
『よし...！！』
翼「あ、ピザ食べながら今後の方針話そうぜ！」
『分かった。』
翼「じゃぁ、最初は試験について話そう。
今までは勉強ばっかやってたから、次は個性のトレーニングだ。」
『おぉ、あ、でも私自分の個性知らないんですけど。』
翼「あぁそれは大丈夫だ。
お前の個性は“変化”だ。」
『おぉ、とても弱そうですね。』
翼「そうだな、この個性は持っている人によってすごく変わってくる。
弱い奴はほぼ無能に近いし、強い奴はマジクソ強い。
で、お前はそのマジクソ強い方にいる」
『マジで！？やったぁ！！
で、どんな個性なの？』
翼「まぁ、自分の化らだを改良出来る、みたいな感じだな。
想像した感じの通りに体を変化させる事が出来るんだ。
でも、細かい所まで想像しなきゃいけないし、それが出来なきゃ変化させる事が出来ない。」
『え、それめっちゃ難しそうだし出来る気がしないんだけど...』
翼「それがな、お前オタクだろ？だから、知ってるアニメの知識を活かせば、最強になれるんだ！」
『おぉ！そういう事か！！』
翼「分かったか？そういう事で、明日から特訓だ！！」
『よっしゃぁぁ！！』
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作者名：リカオン | 作成日時：2021年3月3日 15時
