Rainbow Days２ (ページ10)

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緑ページ10

なんだか長い夢を見ていたようで、ぐっすり眠れた。

寝ぼけながらキョロキョロしていると

安「おーくら？おーくら！！おきたんやね！おはよお！」

カーテンの奥からヤスが入ってきた。

喉が痛くて声が出せへんし、なんか力が入らんくて
とりあえず笑ってみせた。

安「………10日は眠っててんで？笑
心配せんでも、おーくらがよう頑張ったからもう大丈夫やねんて！も少ししたら病棟戻れるから、そしたらおーくらんとこにもずっとおれるから、もう一踏ん張りしよな！」

ヤスは俺が倒れてからのことを教えてくれた。

亮「大倉！？目が覚めたんや！よかった～…」

今度は亮ちゃんが慌ただしく入ってきて腕をさすってくれとる。

見つめてくる2人にお礼を伝えたくて
酸素マスクを外して全力で

「あ、り、が、と」

とかすれた声で言うと、

安「ええねん！こっちこそ生きてくれてありがとうや^ ^
ほら、苦しなるからマスクしいや」

ヤスも亮ちゃんも優しく笑っとって、
なんか子供に戻った気分や。

亮「大倉、しんどいとこない？」

そう言えば背中がジンジンする。ずっと寝とったからやな。

腕を背中に持っていって顔をしかめてみた。

安「背中痛いん？そーやな、ずっと同じ体勢やったら痛なるよな、横向こか」

亮ちゃんとヤスが支えてくれて横向けになった。

亮ちゃんが背中をさすってくれて
むっちゃ気持ちいいはずやのに目眩がしてきて
そのまま眠ってしまった。