Rainbow Days２ (ページ37)

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病室に戻ってからも、大倉の呼吸は楽にならずずっと酸素マスクが手放せなかった。

「大倉〜、しんどいなぁ。大丈夫やからな。俺らおるから。」

安「おーくら？熱あるんちゃう？アイスノン持ってこよか？」

大「うん…」

.

しばらく熱も続いて、時々呼吸が荒くなって苦しそうに声を出し続けることもあった。
1日おきくらいに痙攣も起こして、大倉の身体は限界やった。

大「おれ…もうあかんの……かな…」

「絶対大丈夫。大丈夫や。大倉は強いんやから。」

栄養がほとんど点滴からしかとれなくなった大倉の、骨張った腕をさする。

安「おーくら、きっと今が1番辛いときやねん。絶対これ以上はないから、今だけ一緒に踏ん張ろ！どんだけ俺らにあたってもええから。絶対に生きよう！」

大「…ｸﾞｽｯ……うん…」

「ごめんなぁ大倉…ほんま強いで…」