青 ページ25
大倉がアルバムを見て、ポロポロ泣いて頑張るってまで言ってくれて、ほんまに嬉しかった。
だけど、泣いたからか、だんだん呼吸が荒くなってるのに気づいた。
「おーくら?泣きすぎやな笑 苦しいやろ?」
そう言った途端後ろに座っとった丸のほうにフラーっと倒れた。
丸「大倉!?大丈夫か!わかるか!?」
大「…あ…ごめん…ちょっと…めまいが…」
目をギューッと閉じて苦しそうに息をする大倉。
村「ちょっと早いけど、病院戻ろか。」
「おーくら?今車持ってくるな?」
声をかけても腕で目を覆って、必死にめまいに耐えてて反応できてない。
.
亮「大倉、立てるか?」
亮の声にも反応できず、息がだんだん荒くなる。
横「あかんな、俺運ぶわ」
幸い周りに人がいないところだったため、横ちょが細くなった大倉をひょいと持ち上げて、車まで運んでくれた。
車に乗り込むと、
大「…ごめ……(グスッ)」
「おーくら、大丈夫やから!治してまた来よう!おーくらなら大丈夫!」
そう言って大倉の骨ばった手を握ると、本当に弱く握り返してきた。
病院に連絡して、着いたらすぐ処置できるようお願いした。
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作者名:Aqua | 作成日時:2019年6月30日 22時