Rainbow Days２ (ページ22)

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大倉の顔は明らかに白くて、時々眉間に皺を寄せていた。
ヘラヘラしながら丸の肩を掴んで歩く大倉は、いつ倒れるかと心配になるほど足取りが不安定だった。

村「大倉お前ほんまに大丈夫か？フラフラしてるんちゃう？」

大「大丈夫やってぇ！でっかい丸ちゃんが支えてくれてるし！」

丸「せやで！いつでもたっちょんをお守りします！」

.

なんとか駐車場について、車に乗り込んだ大倉を見ると、座った途端深く息を吐いていた。
相当しんどいんちゃうかな…

「大倉、着くまで寝とけ。」

大「嫌や！ドライブしながらみんなでお話しってめっちゃ楽しいんやから！俺も混ざる！」

.

横「ほな出発するで！」

大「やったー！久々の外や～！」

しばらく外を見てニコニコしていた大倉だったが、
車を走らせて10分もしないうちに、ふと大倉の顔を見ると眠っていた。

「寝とるやんけ…笑」

座席を少し倒すと一瞬顔を歪めて、薄目を開いた。

大「…ん…亮ちゃん…？おれ、ねてへんで？」

と言いつつまた目を閉じて寝息を立て始めた。

安「ほんまくまさんやなぁ、おーくらは^_^」

後ろから大倉を覗き込んでいるヤスとマルが優しく微笑んでいた。

結局大倉は何度か顔を歪めて寝返りを打っていたが、一度も起きないうちに目的地についた。