Rainbow Days (ページ38)

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青ページ38

翌日

丸からのLINE見て、おーくらがネガティブになってるんちゃうかって不安になったから仕事前に会いにきた。

ちょっとでも元気出してほしくて、
他愛のない話でもしようと思って来た。

……が、病室から

「オェ…ッハアハア…ンン…うっ」

いつもより激しくえずくおーくらの苦しそうな声が聞こえてきて

思わず駆け込んだ。

「おーくら！？大丈夫やで。ゆっくりゆっくり。
大丈夫やからな。

先生、呼ぼか？」

テーブルの上のガーグルベースに伏すようにまるまってるおーくら。とても話なんてできる状況じゃない。

「ンン…ゲホッケホケホッ……

ヤス……？だい…じょぶ……さっき……くすり………ついかして……オエッ！……ゲホッ」

「ん！そか！わかったからもう喋らんで大丈夫やで。俺まだ時間あるしここおるからな？
薬入れてもらってんな？すぐ楽になるで～もうちょっとやで～～おおくらぁ」

しばらく背中をさすってると落ち着いてきておーくらがベッドにもたれた。

「ちょっと落ち着いた？ベッドたおす？」

大「(コクン)」

ベッドを傾けて、おーくらが横向きになるのを支えて顔が見れる方に移動すると、眠っていた。

胸に手は当てたままやし、小さい咳をしてて苦しそうやったけど、ちょっとずつ力が抜けていって、眠りにつけてるようで安心した。

ギリギリまでおったけどおーくらは起きないままやったから、汗で乱れたおーくらの髪を少し整えて

「またくるな」

小声で言って病室を出た。