Rainbow Days (ページ36)

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36・橙ページ36

おれと信ちゃんはふたりで静かに大倉の病室を後にした。

「なあ信ちゃん。おれ、大倉になんて言ったらいいかわからへん…大倉のつらさは、大倉にしかわかれへんよ…わかってあげたいし、わかってるつもりやけど、ほんまは何もわかってへんねん、俺…」

村「まる。それは俺も一緒や。大倉の苦しみは大倉にしかわからへん。分からへんのが当たり前やん。ただ、苦しんでる大倉を支えたるねん。それが俺らにできることやろ？」

「…そうやんな。ありがとう信ちゃん。

大倉、ほんまにやる気なんかな、ライブ。」

村「あいつが治るって信じれるまでは、急ぐやろな…やから、俺らが、大倉が気持ち的にポジティブになれるようにサポートせなあかんで？俺らが暗い顔してたらますます不安なってまうから、大倉の前では笑お！」

「せやな…！俺がこんなんやったらあかんな！しっかりせな！あかんわ俺！」

村「そーや！丸はそうでないと！でも、無理はあかんからな？しんどいときはしんどいでええんやから」

「信ちゃん…ありがとう泣

せや、みんなに大倉のこと話さな。おれ、LINEいれとくわ」

村「おん！ありがとう。ほな、おれこっちやから」

「おう！信ちゃんも1人で抱えたらあかんで！ほな！」