33・黒 ページ33
昨日どっくんたちが行ったときもぐったりしとった言うてたからまだよくならへんねんな〜。あんなに頑張ってるのになんでやろ。
1人でもやもやしながら病室に向かうと、
大「あ、よこやまくん、おはよ〜」
ベッドを起こして座ってテレビを見てる大倉がおった。
「おーくら！？おまえ、大丈夫なん？しんどくないん？」
ベッドにもたれてはいるものの、昨日までの大倉からは想像もつかない回復ぶりやった。
大「薬変えてみたらびっくりするぐらいよくなってん！一晩で一発やで？すごない？薬ってこわいなぁ」
「そうなんや…でもよかったなあ！暇なんちゃう？笑なんかほしいもんとかあるか？」
大「ほんま暇やねん！ よこやまくん来てくれて助かったわぁ〜。いや欲しいものはいっぱいあるねんで？でもありすぎてようわからん笑笑」
「なんやねん笑 まあ、なんかあったらいうてな？」
大「おん！ありがとお！」
それからしばらく談笑していると、大倉の息が荒くなって来た気がした。
「大倉？大丈夫か？きついん？」
大「だいじょぶやで？……フゥ…大丈夫大丈夫。」
大倉は自分に言い聞かせるように大丈夫と言い張るけど、顔も赤いしきつそう。
「ごめんなぁ無理させたな…さすがに昨日の今日でずっと座ってたらしんどいよな。ベッド倒すで？」
そう言うと大倉はいつになく素直にうなずいた。
やっぱしんどかってんな…
「ごめんな？寝ててええから！気にせんとからだ休めてな。」
ベッドを倒すとすぐに寝息を立て始めた大倉。
眠れるだけまだええな。
大倉、がんばろうな。
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いと(プロフ) - 面白いです。これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2018年2月25日 23時) (
レス) id: 8c73f7c6d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aqua | 作成日時：2018年2月12日 19時
