Rainbow Days (ページ29)

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29・橙ページ29

舞台の稽古が終わり、大倉の病院に急いだ。

俺が1番最後やったらしく、みんなで楽しそうに談笑しとった。大倉も心なしか顔色がいい。よかった！

「ごめん！遅なった！」

大「ほんまやで～～まる遅いねーん待ちくたびれたわ～～」

横「倉子や！丸子、あんまりブス発動したらあかんで笑」

錦「ほんまや笑丸子、はよ座り！」

「あら～ごめんなさーい？じゃあ失礼するわね！
まあ！この椅子ふかふかね！」

全「………………」

す「そんでな、その主役の人がそこで…」

「おい！置き去りにすな！裕ちん責任とってーや！T_T」

横「もうええから笑茶番はここまでや笑
大倉、俺らで話し合ったこと聞いてくれるか？」

それからあの日話し合ったこと、活動休止のことを話した。

大「……ごめん」

安「なんで謝るん？」

大「俺ひとりのせいで関ジャニ∞全員がテレビとかで見れへんくなったら、エイターに申し訳ないよ…」

安「確かにそうやんな…エイターの子もつらいと思う。でもなおーくら？おれらも、おーくらと一緒に闘いたいねん。おーくらをひとりにはできひんねん。
それにエイターの子はきっと受け入れてくれると思うし、いっしょに闘って乗り越えてくれると思う。

せやから一旦、みんなでお休みして、おーくらが元気になったらみんなで元気いっぱいで戻ろ？そのほうがエイターの子に心配かけへんとおもうねん」

「…うん。わかるねんけど、おれ、治るかわからんし…そしたらせっかく待たせたのに戻ったら6人でしたとかやったらあかんやん。変に期待させてまう」

錦「大倉。おまえそんなんやったらあかんぞ？つらいも楽しいも分かち合おうや！お前1人で抱えるんは許さんし、もっと強気で向き合わな。死ぬとか微塵も考えんな。」

大「亮ちゃん…みんな…ごめん…泣
おれ、こわくて…」

「こわいよな…そうやんな…でもみんなで闘えば絶対大丈夫やから。おれらにもその不安とか痛みとかわけてほしい。強く当たってもいい。1人で戦うのだけはあかん」

そういって細くなった大倉を強く抱いた。