Rainbow Days (ページ27)

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27・黒ページ27

大倉が副作用に苦しむ一方、俺らは久々の全員での仕事やのに、空いた穴が大きすぎて、みんな暗い顔をしとった。

「なあ、これからどうしたらええんやろな」

思い切って言葉を発してみたが、みんなもなんて返したらええかわからんようで、困らせてしまった。

安「おーくらも、メディアに公表はしたないけど、エイターに隠し事するんも嫌やなって悩んでたで」

す「あいつも色々考えてんねやろうけど、やっぱり俺はエイターには言うべきやと思う。マスコミにバレようと、俺らには俺らの道があるし、そこを進むだけやんか」

村「せやなぁ。大倉の負担にさえならなければ、マスコミにバレるんはしゃあないことやと俺も思うな。」

やすの一言を皮切りにみんな意見をだしてくれた。

丸「大倉が公表を拒まないんやったらそれもありよな…でもマスコミってどんな迷惑かけてくるかもわからんし、ちょっとこわいかも…」

錦「いや、マスコミが何してこようと、俺らが守ったったらええやん！大倉は嘘つくことに罪悪感、感じてるやろうし、それが余計負担になるんちゃう？なんならもう公表してもうて、俺らも一旦活動休止して大倉の治療に専念するってのもありやと思うし」

どっくんの一言にみんなが驚いた。

丸「活動休止！？そんなんエイターの子絶対心配するやん！不安煽ってまうんちゃう…？」

村「いや、でも確かにそれもありちゃうか？かなり迷惑はかけるけど、ことが深刻なんは事実やし、大倉が早く復帰するためには必要なことやとも思うで？」

安「んー…たしかにおーくらの側にたくさんおれたほうが良いのかもしらんけどなぁ…」

「ちょっと休んで、早めに復帰した方が、エイターのためやしな」

錦「俺らまで壊れたら元も子もないし、休む勇気も必要やで」

丸「…たしかにせやな…大倉がもし公表を望むならその選択肢もありやな。闘ってるんは大倉だけちゃうし！」

す「そうやで！みんなで元気になってみんなで戻ろうや！」

結局6人の意見は“活動休止”にまとまり、大倉が体調いい時に相談して、社長に話すことに決まった。