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23・紫 ページ23
大倉の抗がん剤治療初日、ヤスと一緒に病院にきた。
「おーくらー？きたで！体、どうなん？」
大「おお！信ちゃん！ヤス！心強いわ〜
これ、今始まったばっかやねん。やからまだ副作用もないし、頭痛もそないひどくないから今日は楽なほうやな！」
そう言った大倉が見つめる先には不気味な色の点滴がぶらさがっていた。
安「なんかしてほしいこととかあったらいうてなぁ？」
大「おん！もう今何したらええかわからんくらい暇やわ笑」
安「あ！ほんなら今度おもろい映画でも持ってこよか？こないだまた見つけてん！あれほんまハマって大変なんやから！^ ^」
大「助かるわ〜！あ、信ちゃん、退院したらさ、アマトリチャーナおごってな？関テレの近くにイタリアンのお店みつけてん！」
「おん、ええよ？なんぼでもおごったるわ！はよ治し！」
大「ほんまに！？やったあ！まかせろ！速攻なおしたるわ！！笑」
無邪気に笑う大倉をみるのが、この日を境にしばらくなくなるとはまったく思わへんかった。
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いと(プロフ) - 面白いです。これからも更新頑張ってください！楽しみにしています。 (2018年2月25日 23時) (
レス) id: 8c73f7c6d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aqua | 作成日時：2018年2月12日 19時
