Rainbow Days (ページ22)

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次の日、2週間ですっかり筋肉が落ちた体にムチを打って起き上がった。座っているだけで疲れるほどに体力は落ちとった。

看「大倉さん、病室移動していただきますね～」

促されるまま、車椅子で集中治療室から一般病棟にうつった。

病室の移動をメンバーに連絡すると、真っ先に駆け込んできたんはまるちゃんやった。

丸「おーくら～！調子どう？やっぱりまだしんどいん…？」

「あ、まるや！久々に起き上がったからな、ちょっとめまいするけど、全然平気やで！
あんなあ、まる？おれ、あしたから抗がん剤始まんねやんかぁ、でもな、みんなに気遣ってほしくないねん。せやから毎日来んでもええよ？みんなにもそう言うといてほしいねんけど…」

丸「おーくら？ほんまに俺らが気遣ってここ来てるとおもてんの？やとしたら勘違いやで？」

「え？」

丸「俺らはただおーくらに会いたいだけやねん！それに、メンバーが闘ってるのに放っておけるわけないやん？一緒に闘いたい。みんなおもてると思うで！
せやから、1人にならんと一緒にがんばろな？」

「まる…ほんまありがとう…！

おれ、ほんま幸せもんやわ…」

その後は、明日からの治療に備えて心の準備と称して、まるとひたすら他愛ない話で笑いあった。

こんな日が続けばええのに…