Rainbow Days (ページ16)

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16・橙ページ16

ヤスから、昨日おーくらが目覚ましたけど痙攣したって話聞いて、ちょっとビクビクしながら病室に向かった。

「ふぅ…。よしっ」

部屋に入ると、いつも通り、スヤスヤ寝ている大倉、とその横に亮ちゃんが居眠りしとった。

何かちゃうなーとおもって大倉の顔を見つめて気づいた。
酸素マスクが鼻腔カニューレに変わっとった！
少し良くなったんかな？(^^)

ホッとしたら俺まで眠たなってきた…

ついうとうとしていると、

錦「まる！！おーくらやばい！先生呼ばな！」

亮ちゃんが大声あげてる。どしたんやろ？
そーっと目を開けると

大倉が呼吸困難に陥っていた。今にも止まりそうな呼吸を必死に繋ごうと口をパクパクさせる大倉。

「おーくらー、いま先生くるからな！大丈夫やからな！」

先生がきてすぐに酸素マスクをつけられた。
腕に入ってる点滴から薬を投与し、落ち着いてきた大倉。

またスヤスヤ眠っている大倉を見ると、無性に恋しくなって、失いたくないと強くおもった。

「早く楽になるとええな…苦しいのはやくとれるとええな…おーくら、もうすこしがんばろな」

眠っている大倉に声をかけて、亮ちゃんと病室をあとにした。