Rainbow Days (ページ15)

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15・青ページ15

あの日から1週間、俺らは交代でおーくらの病室に通った。俺は仕事が重なって、おーくらに会うのは1週間ぶり。未だに目え覚まさへんみたいやし、ちょっと不安。

病室に入ると、予想通り無機質な空間で白い顔して寝とるおーくらがいた。いや、予想以上に寂しい空間やった。

「おーくら～、全然会えに来れんでごめんなぁ？仕事だいぶ落ち着いたで！やっとおーくらに会えるおもたらワクワクして寝られへんかったわぁ～！」

少しでも刺激になるように、耳元で話しかけた。

10分くらいした頃、ふと、おーくらの細なった手をとった。

「ほな、この部屋面会短いからそろそろ行かなな」

そういっておーくらの手をそっと布団に戻すと、

ピクッ

おーくらの手が少し動いた気がした。

「おーくら！？わかる？？おーくら！」

大「………………」

おーくらは、うっすら目を開けたものの、焦点が合わず、声をかけても反応がなかった。

おーくらの様子をうかがっていると、だんだんおーくらの目が上を向いていく。様子がおかしい。慌ててナースコールを押すと、
看護師さんが飛んでくると同時におーくらは激しく痙攣し始めた。

ガタガタガタガタガタガタ

全身に力が入り、ベッドごと大きく体を震わせている。

10分ほどして、震えは止まった。

まだピクピク小刻みに震えているおーくらの腕を強く握った。

「おーくら…いなくならんといて…」