ブランデーフリップ (ページ5)

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Fifth ページ5

[どうだった〜？スンチョルさんとミンギュさんかっこよかったでしょ〜！]

『まぁ、うん』

[ありがとね今日無理して誘っちゃって。Aにミンギュさん見せたかっただけだからもう大丈夫だよ]

そう、最初こそも渋々誘われてきたしこんな自分には場違いなところ二度と来ないって思ったのに、最後に見たミンギュさんの顔が妙に忘れられなくて、気づいたらまた行くよなんて言っていた。

[まじ！？え、ちょっと待って意外なんだけどもしかして気になる人いた！？もしかしてミンギュさんとか！？]

『あーいやうん、なんて言うか、』

[わーまじか！まさかAがミンギュさんとは、、私が言うのもあれだけどとんでもない人好きになったね、、]

『いやほんとにね、でもまだ好きっていうかなんか気になるってだけっていうか』

[まぁまぁでも私も1人で行くよりどうせならAと行きたいからまた予定合わせて行こ、なんなら明後日は？]

『空いてるよ』

[じゃあ決まりね！]
結局ジユの口車に乗せられて自分の気持ちを話してしまった。私ミンギュさんのこと気になってるのかぁなんてどこか他人事のように考えてしまう。

約束した日が来てジユとこの前のようにバーに向かうとミンギュさんとスンチョルさんがいた。

SC「あれ？Aちゃんがいる！まさか来るとは思わなかった」とスンチョルさんに言われた。

MG「もしかして俺に逢いに来たとか？」とミンギュさんがニヤリとした顔で覗き込んできた。

『えっ、違いますっ！』

「えー残念笑」ダメだこの人は私をからかってるだけなのに。この前みたいに何も気にしてないように振る舞わなきゃ。

相変わらずジユはスンチョルさんと楽しそうに話していた。この2人普通に付き合えるのでは？なんて思ってしまう。

MG「Aちゃんほんとに俺に逢いに来たんじゃないの？」

『さっきからなんなんですか違いますよ』
ここで素直にそうですなんて言えたら可愛らしいのかもしれないけどそんなことこの人の前で言えるわけが無い。

MG「怒んないでよ〜、そうだったらかわいいなって思っただけ」やっぱりこの人は1枚上手らしい。大人しく目の前のお酒を飲み干した。