ブランデーフリップ (ページ2)

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Second ページ2

というかそもそもクラブにいる人なんてみんな遊んでるんだろうけど。グイグイ進んでく友達に着いていくと
[A！この人！スンチョルさん！]

「あ、ジユちゃんまた来たの〜？」

スンチョルさんと紹介された人は確かにとてもかっこいい顔をしているが見るからに空気感が軽いというかなんというか。ジユ大丈夫かななんて視線を向けると私の事なんて放ったらかしにスンチョルさんと仲良く話してる。

「で、隣にいる子は？これまた随分遊んでそうな感じだけど」
ほらまただ。見た目だけで判断しないで欲しい。これだから嫌なんだよなぁ。

「え、なんか気に触っちゃった？ごめんごめん許して」

[ちょっとスンチョルさん！この子こんな感じだけど全然遊んでないしなんなら純粋だから！虐めないであげて！]

「え、そうなの？全然見えないわ。なにちゃん？」

『、、Aです』

「Aちゃんね、ごめんね失礼なこと言っちゃって」
一応失礼なことを言った自覚はあるみたいだ。まぁジユが好きな人だし許してあげよう。

『大丈夫です』
そうやって言われるのが嫌なら格好を変えてみろって話なのだが自分としてはこの格好を普通に気に入ってるのでそこもまた難しいところだ。

「あれ？ジユちゃんじゃん〜」

[あ！ミンギュさんじゃんお久しぶり〜]
これまた顔のいい人が来た。というかジユめちゃくちゃ通いつめてるじゃん·····

ミンギュと言われたその人は私の方に視線を向けジユちゃんのお友達？と聞いてきた。
はいと答える前にスンチョルさんが「Aちゃんだって！この子純粋みたいだからミンギュ虐めちゃダメだよ〜」なんてヘラヘラと答えた。

「へ〜Aちゃんね、よろしくね」ニコリと笑いながら挨拶をしてくれたがなんというか一言で言うと胡散臭い。スンチョルさんとはまた違う感じというかとにかく何となく苦手だ。
「Aちゃん顔引き攣ってるけど笑笑俺のこと苦手なの〜？」
ほらもうこういうノリが苦手だ。

『別にそんなことないですけど』

「ふは、じゃあそういうことにしといてあげるよ笑」
やっぱり着いてくるんじゃなかったな。