・29 番外編~成長~ ページ29
やられた…
｢とうとう捕まえたぞ
アースラの娘、Aだな｣
貴方｢だったらどうするっての？｣
｢王と王妃に差し出すのか？｣
｢ここで殺してしまうか｣
私の目の前には30人は居るであろう男達
仕事をしているところをまんまと捕まってしまった
魔力を使いたいが、出血と怪我が多すぎるのと、捕まるまでに魔力を使ってしまいほとんど残っていない
｢仲間も随分やられたからな｣
魔力を大量に使ってしまった原因はその他大勢の人間を倒すため
魔力は少なくない方ではないし、むしろ多い方だと思う
ただ数と武器が多すぎた
私のせいで重傷を負い意識不明が100人と死んだのが50
そして、銃やら槍やらたくさんの武器で攻撃してきた
これじゃ魔力もなくなるわけだ
それにプラス、最近寝不足で魔力がほとんどなかったのだ
こんなので勝てるかと聞かれたら無理に決まっている
｢ここで殺そう
この気を逃したらもうないぞ｣
｢そうしよう｣
ここまでか、、、
そう思った時だ
｢おぉ〜人間さん
うちの母さんが世話んなったなぁ？｣
この声は…
貴方｢ヴァン…｣
｢だ、誰だお前は！
どこから入ってきた！｣
ヴァン｢お前らに名乗る必要はねぇよ
おーおー、随分派手にやってくれてんなぁ｣
ヴァンは私に近づいて傷を見る
ヴァン｢随分と楽しんでくれた見てぇじゃねぇか｣
ヴァンは私を軽々と抱えると人間達に向き直る
ヴァン｢俺は普段うるせぇ父親の手伝いでデスクワークばっかりなんだよ
だからこーゆうのは苦手でなぁ
上手く殺せねぇんだわ｣
ヴァンから放たれる強い殺気
こんな殺気、この子にあったの…？
いつの間に…
ヴァンから伸びる大きな蛸足は次々と人間をなぎ倒していく
｢船に水が…！！｣
｢おい！
急げ！何とかするぞ！！！｣
ヴァン｢おーおー、随分慌ててらっしゃることで｣
ヴァンはトンっと海に飛び込みパチンと指を鳴らす
すると、船は大きな渦に巻き込まれ沈んで行った
ヴァン｢あーあ
その傷じゃぁ父さんに怒られるぞ｣
貴方｢ヴァン、あなた、なんでここに、｣
ヴァン｢たまたま仕事帰りでなぁ
そしたらあの王子さんの所の船が居たから何かあったのかと思ってな
そしたら母さんが傷だらけで乗ってんだから驚いたぜ｣
貴方｢あなた、強くなったわね｣
ヴァン｢あたりめぇだろうが
もうガキじゃねぇんだからよ｣
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まい(プロフ) - Ms.ヴィランズさん» ありがとうございます！ (2019年7月8日 17時) (
レス) id: 1bd8f95c6b (このIDを非表示/違反報告)
Ms.ヴィランズ - うあぁぁぁ////もう好き…！まったり更新待ってます！ (2019年6月25日 20時) (レス) id: fd426a3898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まい | 作成日時：2019年5月11日 14時
