#3 ローの好きな人【ONEPIECE】

好きな人 ページ31

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ハル「あの！これ…ちょっと…「お前、サンジと似てるな。」…ぇ？」



ルフィ「だって、夢見つけて、トラ…なんとかの船乗るんだろ？」



ハル「トラ…はい、ローさんの船に。」




にしし、と大きな口で笑顔をつくる船長さんは嬉しそうだ




ルフィ「サンジの言った通り、いい奴だな、お前！
また会おうな！」


ハル「ぇ、あ、、はい！」



なんのことだかさっぱりわからないけれど、また会いたい、それは間違いない

敵同士かもしれないけれど、でも、会えたらきっとそんなこと関係ないくらいに嬉しい



…



私は港近くの岩場に降ろされ、船長さんはまた高速で戻っていく


じゃあなー！と叫ぶ声が響いて伝わった


一気に力が抜けて座り込む
長い時間が一瞬で通り過ぎたような感覚がした



ロー「…立てって言われないと立てねぇのかお前は。」



呆れた声が耳に入る



ハル「ロー、さん…」


ロー「船長、だ。」


ハル「船長……ありがとうございます…」


ロー「…会いてぇやつにはそう思ったときに会うべきだ。」



ﾁｯ、と舌打ちするローさんはそんな経験をしたことがあるのだろうか
妙に説得力のある言葉だ



ハル「船長、さっきのもう一回言ってください。」


ロー「…さっきのってなんだ。」



送る前に言ったあれをもう一度言ってほしい

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